まるごと青森 marugoto.exblog.jp ブログトップファンになる画像一覧

夏においしい?秋を告げる?りんごの新品種

毎日お暑うございます。
「青森の夏」はねぶたとともに始まり、ねぶたの終わりとともに終わりを予感させる本当に短いもの、それであればこそ熱く燃えあがるのだ!というのが決まり文句…のはずが、今年はなんとしたことかこの天候。
当ブログ読者諸氏におかれましても、すっかり秋が恋しいことと心中お察し申し上げます。

その待ち遠しい「秋」と「青森」で連想するのはもちろん日本一の「りんご」。
今日は一足早く秋の味覚を先取り!

…なんて言っておきながら、実は夏の間にもりんごは既に出回っています。
農家さんも、同じ品種ばかり作っていては一時期に作業が集中してしまうため、早い時期に収穫できるものから11月上旬のエース「ふじ」まで、いろんな品種を作るのが一般的です。
d0007875_18553516.jpg
8月の20日頃までに収穫を迎える品種は「極早生(ごくわせ)種」と言い、現在代表的なものが「夏緑(なつみどり)」。
ご存じでない方も多いかもしれませんが、上の画像の通り、8月上旬には収穫され、普通に売られています。日持ちがしないので、売られている期間が短いこともあまり知られていない要因かもしれませんね。

夏の盛りに登場するこの夏緑、私にとっては「この真夏に…?」という少しのとまどいをたらすのも事実ですが、食べると意外と歯応えがあって、爽やかな甘さがおいしい品種です。

そんな夏に食べられる極早生種のりんごに、将来新たな仲間が加わります。
「恋空」と「しおりの詩(うた)」の二つの品種がそれ。いずれも8月中旬が収穫期です。
d0007875_1946699.jpg
左が「恋空」、右が「しおりの詩」

「父が○○で母が△△」と簡単に説明できると良いのですが、話はそう簡単ではないので系統図を…と思ったのですが、うーん(^_^;)名前が付かなかったりんごも混じっていて、ちょっと想像がつきにくいかもしれません(次の図はクリックで拡大)
d0007875_1931482.jpg
図にあるとおり、新しい品種ができるまでには20年以上を要することもある、という気の遠くなるような作業を必要とします。
してみると、今現在おいしく食べているりんご達も、全ては先人から引き継がれてきた情熱の結晶でもあるのですね。ありがたや…d0007875_20281671.jpg

そして去る8月28日、東京はお台場デックス東京ビーチで行われた「2010野菜の日WEEK」で県外での初お披露目がされました。
実際に市場に出回るのは2~3年後なのですが、今回はそのお披露目に出演(?)したサンプルを、イベント終了後にいただくことができました。
d0007875_19593244.jpg
「恋空」は比較的小さめです。ぱっと見、果皮の色が濃く、噛むと甘さが口に広がる感じ。食感はあまり硬くはないです。
「しおりの詩」は極早生種の中では大きなもので、実は糖度は「恋空」とほぼ変わりませんが、酸味が若干感じられてさっぱりした味わいです。どっちもおいしい!

おいしいりんごを少しでも長い期間食べてもらいたいという努力の末に生まれ、同じ年に新たな品種として登録され、同じ時期に収穫される二つのりんご。
末永く愛され続けることで、「りんごは夏もおいしい」と定着させる品種となるのでしょうか。
それとも、残暑の中にありながら秋来ぬと、目にさやかに見せるりんごとなるのでしょうか。
そんな将来を想像しながら、今はまだ貴重なりんごをもぐもぐと、ありがたくいただいたのでした。

by くどぱん!
by marugoto_aomori | 2010-08-31 20:31 | おいしい食材 | Comments(4)
Commented by reev21 at 2010-09-01 06:51 x
おはようございます。

ここ数年で、いくつかの新品種がデビューしていますね。
一つの品種を作って商品化するまで何年(何十年)かか
るんでしょう?
相当な苦労があるのでしょう。
食べてみたいですね。
Commented by marugoto_aomori at 2010-09-01 10:09
>reev21さん、コメントありがとうございます。
青森県産業技術センターりんご研究所のホームページによると、恋空は昭和59年、しおりの詩に至っては昭和53年に交配されたとあります。そこから数えるとおよそ30年。
それでもまだ一般の流通には乗っていないのですからね。日の目を浴びずに終わる品種も多々あるでしょうし、新しい品種を創り出すというのは本当に大変なことだと思います。
今回の二つのりんごは幸いなことに世に出ることができそうです。本格デビューにはもう少し時間がかかりますが、味を想像しながらお待ちください(…と言うには長いですが(^^ゞ )
Commented by marquetry at 2010-09-01 16:15
林檎って本当に、手間ひまかかるらしいですね...いつもありがたく頂く青森林檎です...夏緑...ってお盆の時に仏壇にあげる記憶しか無いな...味の記憶がない...。恋空としおりの詩、食べてみたいです。
Commented by marugoto_aomori at 2010-09-02 09:20
>marquetryさん、コメントありがとうございます。
そうですね、新品種の育成もそうですが、作業も雪のある時期のせん定から始まって摘花やら摘果、袋かけに袋はぎ…等々、なかなかに手間がかかるものです。
夏緑もそういった手間をかけて(袋かけはしないでしょうが)作られるものですから、今度手に入ったらぜひ食べてみてください。
と、そうそう、お盆にお墓に持って行くりんごは、わが家は単に未熟な青りんごを使ってた気がするのですが、あれは手抜きだったのか…?


青森の観光・物産・食・特選素材など「まるごと青森」をご紹介するブログ(blog)です


by marugoto_aomori

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

検索

カテゴリ

全体
おいしい食材
あるあるこんなもの
青森の旅
ちょっと「立ち寄り」
青森食べ歩き
手しごと
東京の「あおもり」
街歩き
青森のアート
青森人
その他
未分類

最新のコメント

ぷるみえさん、いつもご愛..
by marugoto_aomori at 20:46
こんにちは。 いつも楽..
by ぷるみえ at 08:55
そうですね。地元の食材を..
by marugoto_aomori at 12:48
はじめまして。 検索し..
by saku at 14:03
> 通りすがりの隣県民さ..
by marugoto_aomori at 19:10

最新のトラックバック

http://venus..
from http://venusco..
venussome.co..
from venussome.com/..
venusgood.co..
from venusgood.com/..
whilelimitle..
from whilelimitless..
http://while..
from http://whileli..

タグ

(421)
(272)
(242)
(160)
(125)
(110)
(92)
(88)
(86)
(80)
(73)
(71)
(67)
(52)
(50)
(40)
(38)
(34)
(31)
(21)

以前の記事

2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
more...

【お知らせ】

○まるごと青森Facebookページ始めました。登録がある方はもちろん、ない方も登録して下記ページで「いいね」のクリックして、まるごと青森ブログともどもご愛顧をよろしくお願いいたします。
まるごと青森FBページ

○記事に登場する人物・制作物等一切の内容に対する誹謗中傷や記事の内容に直接関係のないコメントやトラックバックについては、削除いたします。あらかじめご了承ください。

記事ランキング