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”しとぎ”といえば「豆しとぎ」

「豆しとぎ」という食べ物をご存じでしょうか?

「しとぎ」とは、米をつぶし、粉にして作ったもちのこと。
もちの原型ともいわれ、古くから神前のお供えものとして欠かせない存在でした。
かつては全国的に食べられていたようですが、この伝統食が今なお生き続けているのは、青森を中心とする北東北と九州地方のごく一部だけだとか。日本の北と南の端だけに残っているのはなんとも不思議ですね。

これに大豆を混ぜたのが”豆しとぎ”です。
同じ青森県内でも、米どころの津軽地方で「しとぎ」といえば米粉をしとねたこの餅のこと。甘~い”あんこ”も入っています。
しかし、南部地方で”しとぎ”といえば、普通はこの「豆しとぎ」を指します。しかも”あんこ”なし。大豆を加えてつくる「豆しとぎ」は、しばしば冷害に見舞われ、米が津軽地方以上に貴重であった南部地方ならではの伝統的なおやつと言えます。
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作り方はいたってシンプル。水に浸しておいた大豆を硬めに茹で、すり鉢ですりつぶし、米粉を加えてよくこね合わせるだけ。青大豆の煮汁は甘味が強いので、それを加えるだけで甘味が出ますし、お好みで砂糖を加えても良いでしょう。
使う大豆の種類によってできあがりの色合いは様々。黒大豆や黄大豆も使いますが、美しいうぐいす色に仕上がる青大豆を用いるのが最もポピュラーで、私の記憶では一番美味しかったような気がします。
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そのまま食べてもおいしいのですが、焼いて食べると香ばしく、甘味が引き立って美味しさもアップ。昔の時代、南部の子供たちにとって、どれほど楽しみなおやつだったことでしょうか。

つい先日、なんと東京都内のある居酒屋で、焦げ目が付く程度に焼いた「豆しとぎ」をいただきました。これが不思議なほどアルコールにピッタリ。子供のおやつだと思っていましたが、なんのなんの。大人の絶品おつまみでもありました。侮れませんよ!by 義人
by marugoto_aomori | 2006-10-16 15:00 | あるあるこんなもの | Comments(20)
Commented by すぐり at 2006-10-16 15:39 x
うんうん 焼いて食べたい!!
 豆のやで出してる 黒豆のおやきだか 豆しとぎだか 昔からのお餅のようなのも 美味しいです


大鰐に来ていったんですか?
うちの店にも寄ってってくれれば^^
いこいのラーメンは 店内で食べると格別rしいですね
いつも 手前ばかりなのです
今度 お店で食べなきゃ^^ 
マル七で 食と産業祭りで出してた カレー味噌こんにゃく美味しかったですよ^^

勿論 うちは 実家町にある マルシチの味噌醤油を毎日使ってます^^
Commented by 青玉 at 2006-10-16 17:34 x
えっそうなんですか?アルコールに合うんですか?
子供の頃、一度食べて駄目だったんです、豆しとぎ。おかしいなぁ・・・(笑)
Commented by ほんづ at 2006-10-16 17:53 x
最近では紫芋なんかが入ったものもありますね。
干し餅も、レモン味があったり工夫してるようですが、昔のままが良いですね。

豆しとぎは、油で揚げたのが好きでした。
Commented by ジトマ at 2006-10-16 21:21 x
確かに、実家(津軽地方)で作るのとは、違いますね。
南部にも住んだことがあるので、鮮やかな緑色のやつも
知っていますが、そんな背景があったんですねえ。。。
Commented by kashiwa at 2006-10-17 00:14 x
知ってまーす。♪
我が家の冷凍庫にはいつでもまめしとぎがあります。郷土菓子〔?〕で
最も好きなものです。私は枝豆オンリーですが、皆さんのコメントを拝見するといろんなしとぎがあるんですねぇ。次は違うものも送ってもらいます。
Commented by marugoto_aomori at 2006-10-17 08:49
>すぐりさん。
豆のやさんによく行かれるんですか。あそこの鯛飯、なかなか美味しいですよね。一度しか行ったことありませんが私も大好きです。

いこい食堂の出前!いいですねー。私たちはお店で食べるしかないのでうらやましいです。出前もとってみたいです。って、青森は無理ですね。(笑)

それに、マルシチのカレー味噌こんにゃく!?
ぐぐっと来ました(笑)。是非食べたいです。わが家にマルシチの味噌があるんですが、早速カレーを混ぜてみます。

えーっと、すぐりさんの実家って、りんご屋さんなんですよね。あそこですか?
Commented by marugoto_aomori at 2006-10-17 08:57
>青玉さん。
意外でしたが、そうなんですよー。
地元でつくるものより豆が多く、味付けも甘さがかなり抑えられていました。全然おやつっぽくなくて、食べた第一印象は、”魚肉ハム(?)”のような感じ(笑)。そのままパクパクいけました。豪華ではありませんが、なんとなく親しみのもてるおつまみでした。

豆くささがのが苦手な人は、ゴマを混ぜると食べやすくなるようですよ。機会があればチャレンジしてみてください。
Commented by marugoto_aomori at 2006-10-17 09:06
>ほんづさん。
つくっている方々はいろいろ工夫してるんですね。
「五色の豆しとぎ」が商品化されてたりして!(笑)
いろんな味を楽しめるのは大歓迎ですが、食べて和むのは、やはり昔ながらのものが一番のような気がします。(懐かしい記憶がそうさせるんでしょうね。)
油であげた豆しとぎ。いいですねー。今でもすぐ食べたいです(笑)。
私は、ばあちゃんがあげたり焼いたりしてくれなかったのか、生で食べた記憶がほとんどです。もしかしたら自分が待ちきれなかっただけなのかも・・・。(笑)
Commented by marugoto_aomori at 2006-10-17 09:18
ジトマさんへ。
私が豆しとぎを食べた店は、ジトマさんが”せんべい汁”を食べたお店と同じなのでは?と勝手に想像しています。ちなみに恵比寿です。
私が津軽に赴任したとき、農家の方などからいただく”しとぎ”にあんこが入っていて、とっても驚いたことを覚えています。あー、やっぱり津軽平野は米文化だなー!って。(笑)
南部地方に住まわれたとき、「ひっつみ(麦)」や「そばかっけ(蕎麦)」も食べたでしょうか?八戸で飲むと、仕上げはラーメンより「ひっつみ」になってしまいます。今でも。(笑)
Commented by marugoto_aomori at 2006-10-17 09:30
>kashiwaさん。
えー!冷蔵庫にいつでも入っているんですか?
ある意味、地元の南部人より南部人らしいかもしれませんよ。(笑)

しとぎに入っているネタ(?)もいろいろですが、形にも流派(?)があるようです。
記事で紹介した「豆しとぎ」(写真)は、七戸町の某商店が製造・販売している商品。平べったくて小判型のハンバーグみたいな形です。小さい頃よく食べたのはかまぼこ型をしていたはず・・・。と思って調べたら、やはりかまぼこ型が主流でした。この形は、きっと生産効率とか保存性とか考慮して生まれたんだろうナー。これまた工夫ですね!
Commented by すぐり at 2006-10-18 14:07 x
義人さん  あそこですか?と言われても
実家町にも 何件か林檎屋ありますよ^^

いこいのラーメン 家の店で出前とって食べましょうかね(笑

Commented by ジトマ at 2006-10-18 23:26 x
marugoto_aomoriさんへ
 義人さんが豆しとぎを食べたのが恵比寿の店ならば、
その店には今日初めて行きました。。。
 「豆しとぎ」、うんまかったです。
Commented by ぷるみえ at 2006-10-19 00:53 x
青森出身の両親にリクエストされて、豆しとぎを作ったことがあります。両親が昔食べた味の思い出だけを頼りに、見たことのない料理を作るのは大変でしたが、なかなか美味しい豆しとぎが完成しましたよ。
上のお写真は色が鮮やかできれいですね。
久しぶりに作ってみようかな?と思いました。
Commented by marugoto_aomori at 2006-10-19 10:43
>すぐりさん。
そうですよねぇ。あそこって言われても・・・。失礼しました。
私がイメージしているのは、国道沿いのりんご屋さんで、鯖石のあたり、消防署の近く、長峰?のあたりの3箇所です。
どうでしょう?
Commented by marugoto_aomori at 2006-10-19 10:55
>ジトマさん。
恵比寿に行かれたんですか。
じゃあ、もちろんせんべい汁も行っちゃいましたね(笑)。いかがでした?
あのお店の豆しとぎは、豆の量が多い感じで、おやつっぽさが薄く、私はとても食べやすかったです。薄く切ってあったのも良かったのかも。
いつも、ついつい分厚く切ってしまいますから・・・。(笑)
Commented by marugoto_aomori at 2006-10-19 11:06
>ぷるみえさん。
ブログを拝見しました。見事な「豆しとぎ」ですね。さぞご両親も喜ばれたことと思います。私は、自分で作ろうなどと想像したこともありませんでした・・・(笑)。
「豆しとぎ」のリクエスト。青森は青森でも、南部地方のご出身ですね!新しい大豆が出回る季節になりますから、是非またチャレンジしてみてください。豆を多くするとお酒のつまみにもなりますよ。(笑)
Commented by すぐり at 2006-10-19 21:28 x
うんうん 義人さん その三箇所のうちのどれかです^^
どこが一番美味しそうな林檎があるか調査してみますか??(笑
Commented by marugoto_aomori at 2006-10-22 08:58
>すぐりさん。
えーっと、今度いこい食堂に行ったとき、「どんなとこまで出前するんですか?」「どの辺がおおいですか?」なーんて聞いてみます!(笑)
Commented by あ猫 at 2010-11-22 11:19 x
はじめまして。季節柄、豆しとぎが食べたくなり、
ネット検索していたらたどり着きました。
2006年の記事ですが、コメント入れさせて下さい。

私(むつ市出身です)は、祖母から作り方を習いました。
北は下北半島から、南は岩手の一戸町周辺までは確実に
豆しとぎを食べる文化圏のようです。たまに盛岡近郊でも
みかけます。

とかく青森県東部は、やませの影響で米が不作になるからという
切り口で語られてしまいがちですが、米には向かなくても、
それにとってかわるものが多かったのではと思う今日この頃です。

豆しとぎに使われる大豆も、味噌や醤油の原料になるため、
重要な藩の産品として、上方に出荷していたそうです。

大豆はタンパク質や脂肪、鉄分、カルシウムなどが多いといいます。
現代的な視点からすれば、栄養としても優れたものであったのではと
思います。

米が少ないから大豆で豆しとぎなのか、それとも、豆があるからなの
か・・・ 難しいところですね^^
いきなりの捻くれ視点で失礼しました<(_ _)>
Commented by marugoto_aomori at 2010-11-22 15:11
>あ猫さま
豆しとぎ、美味しいですよね。
南部でしとぎと言えば、この綺麗なグリーンの豆しとぎですが、下北もやはりそうなんですね。
栄養価も高いですし、昔の人はそれを知っていて作って食べていたのか、大豆が穫れたからなのか、米が穫れなかったからなのか・・・、いずれにしても青森の雑穀文化を代表するようなおやつですね。


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