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ふるさとのやさしい甘味 「津軽飴」

このまん丸いブリキ缶に見覚えはありませんか?
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昔はどの家にもブリキ缶に入った津軽飴があり、
飴を食べきった後のブリキ缶は、
子供の宝箱になったり、祖母の裁縫道具入れになったり・・・(笑)。
特に使い道がなくても、なかなか捨てられなかった記憶があります。

さて、青森には「津軽飴」と呼ばれる食べ物があります。
津軽飴は一般的に言うところの”麦芽水あめ”。
澱粉を麦芽でゆっくりと糖化させ、
それを絞って煮詰めてつくる天然の甘味料です。
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戦後の食糧難時代から、
もともと使われていた米に代わってイモの澱粉を用いるようになりましたが、
麦芽で糖化させるこだわりの製法は今も昔のまま。
聞くところによると、今は酸や酵素を使って糖化させている水飴が多いのだそうです。

津軽飴の老舗「武内製飴所(青森市)」は安政5年の創業。
富山出身の初代は津軽藩に使えた武士で、
二代目が「柳屋」を名乗って商人に転じ、
三代目から水飴をつくる菓子屋となりました。
それ以来、
やわらかいソフトタイプやプラスチック製の壺入りなど、
商品ラインナップを増やしつつ、
昔ながらの津軽飴を守り続けています。
d0007875_18523956.jpg
津軽飴は当初「曲げわっぱ」に入っていたのだとか。
わっぱが手に入りにくくなった昭和37年頃から現在のブリキ缶に切り替わったと八代目武内喜兵衛こと勇一(70才)さんが教えてくれました。

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未精製ならではの特有の風味とやさしい甘味。
「せんべい」に塗ったり、割り箸でぐるぐる巻きにして食べた記憶しかありませんが、最近は、砂糖代わりに料理やコーヒーに利用する方が増えているのだそうです。
懐かしくておいしい津軽飴は、アスパムや青森空港、おみやげ屋さんなどで手に入りますよ。
by 義人
by marugoto_aomori | 2007-08-27 19:09 | あるあるこんなもの | Comments(14)
Commented by jazz_3773 at 2007-08-27 21:07
こんばんは。
最後の写真に釘付けでした。
綺麗ですね!
味まで分かりそうな素晴らしさです。
それにしても、情報力に脱帽ですが、素朴な味わいの『津軽飴』って素晴らしいですね。
Commented by keichi_k at 2007-08-28 00:22
友達の娘がまだ小さい頃に、おばあちゃんに預けていたら
虫歯になったそうです。
原因が判らなかったのですが、ある日この缶ごと舐めてる娘を発見した友達はこの缶を見ると怒ります(笑)
でもお煎餅におばあちゃんが飴を挟んでくれました・・・
甘くて懐かしい味ですよね?

そうそう青森まで1時間45分で行けるのですよぉ。(余談)
Commented by marugoto_aomori at 2007-08-28 09:25
>jazz_3773さん。
ありがとうございます。
”美味しい”という私の情念(!)がjazz_3773さんに届いたのかも知れません(笑)。
写真を撮ったあと、もちろん津軽飴を食べたのですが、スプーンにぐるぐる巻にして舐めたのなんて、一体何年ぶりだったでしょうか。くどい甘さではないので、ついついお代わりしちゃいました。(笑)。今もコーヒーに入れて飲んでいます。
昔のようにものすごいスピードで飴を食べきることはできませんが、ゆっくり時間をかけて食べきって、このブリキ缶を空にするんです。そして、そして・・・アレに使うんです。何に使うかは内緒です(笑)。
Commented by marugoto_aomori at 2007-08-28 09:48
>keichi_kさん。
あちゃー!(笑)
たしかに、小さな子供だったら何口でもお代わりをねだるでしょうね。そして、おばあちゃんはその様がうれしくてうれしくて、「あと一口だけだよ」と言いながら、何回も何回も許してしまったりして・・・。ついでに、「お母さんには内緒よ。」な~んて(笑)。
お友達には申し訳ありませんが、微笑ましい光景を想像して、ついつい「いいなー」と思ってしまいました。
津軽飴といえばお煎餅。なつかしい定番の味ですよねー。

青森-函館105分。なっちゃんRenaですね!
函館でも試乗会が行われたのではないですか?試乗されました?
青森埠頭で、従来のフェリーと並んでいる姿を見ましたが、その形の違いと大きさにビックリしますよね。
私も、あの船に乗って北海道に上陸したい!と思っています。
Commented by あおもり くどう at 2007-08-28 11:47 x
懐かしいですね~。割り箸2本で何回もこすって、どこまで白く出来るかの勝負をしたものです(笑)。確かにどこの家に行ってもありましたね。これも伝えていく必要がありますね。
Commented by kashiwa at 2007-08-28 11:50 x
こんにちは
この見覚えのある缶になったのは私に言わせれば比較的最近?(爆)
では私が子供のころは曲げわっぱだったのですね^^気がつきませんでした。
この津軽飴と南部せんべいは私の中では対になっていてせんべいにはさんで食べる以外は思いもしなかったですね。
この癖のなさはたしかにコーヒーに合うかもしれない。。。
Commented by marugoto_aomori at 2007-08-28 13:20
>あおもり くどうさん。
やりました、やりました~。何回も何回も~(笑)。
私の家では、津軽飴といえばなぜか「冬」。
低温で固くなった津軽飴を缶ごとこたつの上に置き、天板越しに熱が伝わってちょっとやわらかくなったところで、グッとハシを突き刺し、すくい上げたものでした(笑)。今の子供達はこんな経験してないでしょうね~。
「津軽飴」。ぜひ伝えていきたいですね。
ここだけの話し(!)ですが、ここのご主人、原点である米を使った麦芽水飴の復活を計画しているようです。発売時期は未定とのこと(笑)。楽しみです。

つい最近の日曜日、くどうさんの会社の方々が多数出席されている結構披露宴に出席してきましたよ。・・・私事でスミマセン(笑)。
Commented by marugoto_aomori at 2007-08-28 13:41
>kashiwaさん。
「比較的最近」だなんて・・・(笑)。
「津軽飴」があるようにやはり「南部飴」というものもあるのですが、いろいろとお話しを聞いてみると、ここの武内製飴所さんが教えたり協力したりしているお店が多いようです。
もしかしたら、不作で米がとれない年が多かった南部地方では、いくらクズ米といっても、飴にするのはもったいないことだったのかもしれませんね。米が比較的とれる津軽地方だからこそ生まれた「津軽飴」なのでしょうか。
津軽飴と南部せんべい。素晴らしいコラボレーションです!!
Commented by grace-garden at 2007-08-28 18:06
私も子どもの頃虫歯になった一人です(^^;)
祖母が窓の下の引き出しに大事に入れて、よく舐めていましたね。
割り箸でくるくると回すのが楽しかったです。
今もあるなんて! 青森のソウルフードですから、いつまでもこの赤い缶のママ、丸い缶のまま、作り続けていって欲しいです。

今年は帰省できませんでしたから、次回は祖父母の御仏壇に届けてあげたいです。
Commented by marugoto_aomori at 2007-08-28 20:26
>grace-gardenさん。
そうでしたか・・・。grace-gardenさんもやっぱり虫歯に・・・(笑)。
今回私は、箸ではなくスプーンで、久しぶりにぐるぐるやってみましたが、やっぱり楽しかったですよー。
勘が鈍っていたのでしょうか(笑)。スプーンにたっぷりとのせてしまって、さらにそこから下がってくる飴をぐるぐる巻いていたら、さらに大きくなってしまって・・・、最終的には大人の口に入れるのもやっとの巨大なものになってしまいました(笑)。

缶の図柄は容量ごとに違っていて全部で3種類。家庭によって懐かしい図柄が微妙に違うかもしれませんね。そんなとこまでうれしい津軽飴。大変だと思いますが、いつまでも残ってほしいです。

次回の帰省時にはぜひ!
Commented by ぶぅはは at 2007-08-28 23:55 x
飴、子供の頃祖母におせんべいに挟んでもらって食べました。
今でも食べてますよー。
うちの近所の神社でもうすぐ宵宮ですが
小さい所に4件も飴煎餅屋サンがあって毎年悩みます(笑

缶、何に使うんですか?気になりますね(笑
ちなみに私は。。。
季節限定ですが干し餅焼いてバター塗ったの入れてます。
あー。年感じる(笑

Commented by marugoto_aomori at 2007-08-29 09:37
>ぶぅははさん。
今でも普通に食べているんですか?
正統派です。間違いなく正統派の青森県人です!(笑)
私は、今回久しぶりに買うまでにも、たまに「懐かしいなー」「買ってみよっかなー」と思ったことがありましたが、ついつい優先順位が下がってしまって、後回しになっていました。なので、久しぶりに手に入れたこの赤いブリキ缶を使うのが楽しみなのです。問題はいつ使えるようにかということ。一回に使う量はさほど多くはないので、なかなか減りません。やっぱ、せんべいに塗らなきゃダメですね~(笑)。

小さい宵宮に4件も集まる飴せんべい!
ここに集まるテキ屋さんもかなりの正統派と見ました(笑)。宵宮の飴煎餅もしばらく買ったことありませんでしたけど、今度見かけたら是非買いたいと思います。

丸い缶に干し餅!
そうでした!わが家でもそのように使われていたことを思い出しました。油で揚げた干し餅でしたが、缶の中に新聞紙がしかれ、そのうえにどっさりと干し餅が入ってました。懐かしぃ~。ありがとうございます。
Commented by 落武者 at 2007-08-29 20:11 x
私もこの飴で歯を痛めた経験があります。
それ以後はやはりちょっと苦手ですね~。
南部せんべいに挟める奴・・・・あれも苦手・・・・・
Commented by marugoto_aomori at 2007-08-30 14:06
>落武者さん。
そうでしたか~。落武者さんも津軽飴にやられちゃってましたか~(笑)。
おいしいだけの思い出ならいいですが、痛かった思い出があると、たしかに後に引いちゃいますね。
私がしばらく食べなかったのは、もしかしたらそんな深層心理が働いていたのかも知れません。
でも、久しぶりに食べたらおいしくて、現在軽~くハマっちゃってます(笑)。


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