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2012年 04月 11日
先週末、4月とはいえ雪の日が続く中、県内の天気予報を眺めながら、晴れマークの三沢方面をドライブし、寺山修司記念館に立ち寄りました。
同館では、寺山修司の足跡・テラヤマ芸術を中心に、総合芸術発信基地として、様々なアート活動や情報発信を行っています。 ![]() ![]() ちょうど、開館15周年の記念企画展「simizzy(シミージー)木工造形展」が開催されていました。 ![]() ![]() 制作者のsimizzy(シミージー/清水一忠)氏は、寺山修司の多才な表現活動にインスパイアされて造形作家になり、木を素材とした作品を中心に家具、舞台美術オブジェ、住宅デザイン、体験型オブジェ「ムシムシコロコロ・シリーズ」などを手掛けているそうです。 「たけしの誰でもピカソ」(TV東京)アートバトル最多出場者でもあるとのこと。(確かに何度かお見かけした記憶が・・) ![]() ムシムシコロコロは、リスの飼育器具をもとに考案されたらしく、小さな子でも人力でコロコロと前に進めるようです。 ![]() その他、木製碇(いかり)、茶wonder椀(チャワンダーワン)、モクウェイなど、一見どうやって使うのかわからないけれども、木製の温かみのあるデザインの作品がいろいろと展示され、子供達が喜んで遊んでいました。 特に、リスやハムスターの気持ちになると楽しさが倍増するみたいです。 「木製碇(いかり)」は、引っ張って力比べでもするのでしょうか?オブジェとしてもなかなかいいですね。 ![]() 「茶wonder椀(チャワンダーワン)」は、上に乗っかって回転して遊びます。何回転できるかな? ![]() 「覗木(のぞき)」は、木の穴を覗いたり、木製の玉をころがして遊びます。山ネズミの気分満喫です。 ![]() 会場内には、木材を使った自由工作スペースや積み木コーナーもあり、子供じゃなくてもちょっとトライしてみたくなります。 ![]() 積木のタワー、全部使って東京スカイツリーに挑戦!? ![]() 木や貝殻で手軽に木工細工も作れます。アンパンマンが一番簡単そうです。 ![]() 帰り際、4月1日に就任されたばかりの佐々木英明新館長にも御挨拶することができました。 劇団「天井桟敷」のメンバーとして、映画「書を捨てよ、町へ出よう」(1971年)では主役を演じられ、私も詩を朗読するシーンがとても好きでしたのでお会いできうれしかったです。 館長のプロフィールはこちらを御覧ください。 寺山修司の魅力満載の常設展とともに、 楽しんでいただきたい15周年記念企画展vol.1は下記のとおりです。 ◆simizzy木工造形展 日 時:4月7日(土)~7月22日(日) 会 場:寺山修司記念館エキシビットホール 入館料:有 ◆寺山修司記念館フェスティバル2012春 ・ムシムシコロコロ・パーク 日 時:5月3日(木)~5日(土)11:00~15:00 会 場:寺山修司記念館エキシビットホール、屋外多目的スペース 入館料:有 ・「修司忌」寺山修司命日 日 時:5月4日(金)13:30~ 会 場:寺山修司顕彰文学碑 佐々木館長の詩の朗読有 *お問合せ:三沢市寺山修司記念館(TEL0176-59-3434) by あぷよ 2012年 04月 03日
今の時期、りんご農家はどのようなお仕事をしているの?そんな疑問を解くため、青森県平川市のりんご農家「きむら果樹園」を訪ねました。こんにちは~!
今年は、雪がとても多かったため、4月になったというのにりんご園にはまだ雪が・・・。 ![]() そんな足場の良くない状況で、しかも雪がちらつく中、すでにりんご作業は始まっていました。木村さんが黙々と行っていたのは、整枝・剪定(せいし・せんてい)です。 整枝・剪定とは、春から秋にかけて、りんご作業をしやすくすることや、りんごの木の内側まで太陽の光がとどくようにするために、りんごの蕾の大きさや量などを見ながら、不要とされるりんごの木の枝を切り落とし、枝の配置を整えていくという、とても高度な栽培技術です。 知識・経験・そしてセンスが求められます。 一言に、整枝・剪定といっても、先人たちが築き上げてきた様々な流派があり、またそれぞれの流派を継承する巨匠がたくさんいるそうです。 青森県のりんご生産者は、若い時から、それぞれの流派の中から自分の感性・スタイルに合った流派の剪定手法を学び、それを基本として自分なりの技術をさらに磨いていくのだそうです。 しかしなぜ、青森県のりんご生産者は、そこまで剪定技術にこだわるのでしょうか! それは、「冬の剪定作業によって、秋に収穫するりんごの品質が決まってしまう!」と言っても過言ではないほど、とても重要な作業だからです。 「千本の木を切らなければ、一人前にはなれない。」との格言があるくらいです。 もはや、「りんご生産者」というよりは、「りんご職人」といったところですね。 その剪定作業の必需品といえば、「りんご剪定鋸」と「りんご剪定鋏」。 その種類や品質たるもの、鍛冶職人が作る高価なものからホームセンターで購入できるものまで様々、ピンキリとのこと。 剪定作業をするときのスタンダードな格好はこうです。 ![]() しかし、この日、木村さんが使っていた鋸は、高い枝にも届くように柄の部分がかなり長い! 日本刀というよりは、槍ですね。(通称:長柄鋸) りんご栽培歴45年の木村さんは、この槍のような鋸を巧みに使いこなし、高いところや低いところのどんな枝も、次々と迷いなく切り落としていきます。 ![]() ![]() 剪定鋏は、花芽(りんごの花が咲く部分)がついている細くてデリケートな枝を切るときに使うことが多いようです。 ![]() ![]() あと、もう一つ剪定作業に欠かせない重要な作業を見つけました! ![]() これは、りんごの木を枯らしたり、病気にさせる菌などが、切り口から侵入するのを防ぐためのお薬なんです。(お薬の名前:トップジンMオイルペースト) 私たちもけがをしたときに傷口からばい菌が入らないように塗る軟膏のうなものですね。りんごの木も人も一緒ですね~ しかし、剪定した切り口のほとんどに塗らなければならないのですから、根気のいる作業です。 さて、私がいちいちおどろいている間に、1本の木の剪定が終了したようです。 剪定前、剪定後、いかがでしょうか。 ![]() ![]() とてもさっぱりしましたね。 床屋さんに行く前と、行った後のようです。 ここまでくると、もはや芸術品ですね。 今はまだ、りんごの蕾は固い状態ではありますが、5月にはかわいいりんごの花を咲かせ、秋には立派なりんごを実らせてくれることでしょう。 ![]() 収穫の秋が楽しみです! 青森県のりんご生産者の皆さん、今年もおいしいりんご期待してます! by ひっさ 2012年 03月 26日
青森県内でロケが行われた映画「明日に架ける愛」が
いよいよ今週末3月31日土曜日から上映されます。 ![]() この映画は、日中友好40周年記念として製作され、昨年10月の 第24回東京国際映画祭で特別上映作品として上映されました。 この映画には、 つがる市の「JR五能線木造駅、古民家、田園風景」、 弘前市の「りんご公園、弘前城と桜、旧弘前市立図書館、観光館」、 鰺ヶ沢町の「菜の畑花」、鶴田町の「鶴の舞橋」、 その他、十和田湖、津軽鉄道、小川三弦会の三味線演奏、西海岸の夕日、 青森空港などお馴染みの場所が多数登場します。 ![]() <ストーリー> シングルマザーの悠子(市井紗耶香)は、ファッションデザイナーとして 時間に追われながら働き、娘や育ての親である祖母(八千草薫)と すれ違いの日々を送っていた。 そんなとき悠子に一世一代の仕事のチャンスが訪れる。 TGC Girls Collection 2011 北京に出品するドレスのデザインを するというものだった。 そのイベントで悠子は、幼少期に中国から日本・青森に転校してきていた ユウアン(アレックス・ルー)と再会する。 まさかの彼との再会により、悠子は忘れかけていた本当の自分を取り戻し はじめる。 残留日本人孤児だった祖母は、国境も民族も越えて思い合うふたりを見て 何十年もの間そっと胸に閉まい込んでいたある秘密について、悠子に手紙を 残すのだった。 海も時代も超えた家族の繋がりを描いた、心温まる感動作! 主題歌は、倉木麻衣がこの作品のために詩を書き下ろし、 アレックス・ルーとのフィーチャリングがドラマに躍動感を与えています。 この作品は、ご家族連れで安心して、ご覧いただける名作です! 週末は、お近くの映画館へ是非とも足をお運び下さい! by tabo がんばろう東北!青森から東北の元気届けます。 「明日に架ける愛」 3月31日(土)より全国ロードショー 【キャスト】市井沙耶香、アレックス・ルー、八千草薫ほか 【監督/脚本】香月秀之 【主題歌】倉木麻衣 feat.アレックス・ルー「Brave your Heart」 <青森県内上映館> ワーナーマイカルシネマズ弘前、シネマヴィレッジ8・イオン柏、青森松竹アムゼ ところでポスターに写っている鰺ヶ沢町菜の花畑の近くには、美味しいソフトクリーム が食べられるお店が近あります。 映画を見た後でロケ地を巡って見てはいかがでしょう。何か新しい発見があるかも…。 2012年 01月 18日
さて、下の写真ですが、何だかわかりますか?
![]() 見るからにツボ、ですよね。 ただ、陶器ではなく、何かを編んで作ったことが表面でわかりますよね。 竹? いえいえ、実は、紙なんですよ、これ。 この作品を作ったのは、何と大正15年生まれのおばあちゃん、工藤せこさんです。 ![]() 工藤さんがこよりで作品を作り始めたのは、今から約40年ほど前です。 地元中学校の校長先生が、地元農家の家計の足しになるような様々な方法を教え、 その中のひとつがこより細工だったそうです。 こより細工は、朝鮮半島で発達して日本にもたらされたそうで、 江戸時代には、徳利や水筒、お盆など、実用的なものが作られていました。 ただ、昔は表面を漆などで塗り固め、編み目が目立たないようになっています。 では、工藤さんの作品は、というと、写真でわかるとおり、漆は使っていません。 ![]() (左が漆を塗ったもの、右は工藤さんの作品) すると強度が・・・と思うかもしれませんが、そこはご心配なく。 作品表面には柿渋が塗られていて、これが結構しっかりしているんですよ。 柿渋には、防虫、殺菌効果もあり、塗り重ねる回数で色合いも変化できるので、 まさに一石二鳥ということでしょうか。 実際に作品を手に持ってみると、その軽さと固さにビックリ! です。 ![]() 工藤さんは、こより細工を多くの人たちに広めるため、 5年ほど前に「こよりの会」を立ち上げました。 毎週水曜日につがる市の公民館で活動し、会員の方にこより細工を教えています。 ![]() 上の写真のバックは、工藤さんの指導を受けて会員の方が作ったものですが、 どうですか、この出来映え! 取っ手の部分まで何と細かく作られていることか・・・。 見れば見るほどその細やかさに目を奪われてしまいました。 これが紙・・・、もう、ただただビックリです。 2月からは、弘前市のカルチャーセンター(イトーヨーカドー内)で講座を開催するなど、 活動の場を広げている元気なスーパーおばあちゃんの工藤せこさん。 かつて、県の民謡手踊大会でチャンピオンになったこともあり、 あの高橋竹山の演奏で踊ったこともあるそうな・・・。 ![]() (娘の敦子さんとともに) 昨年8月に自宅の米蔵を利用してオープンした「あとりえ わらべ」には、 工藤さんの作品が数多く展示、販売されています。 直接作品にふれ、その素晴らしさを直接感じてみてください。 あとりえ内には、ビックリするような巨大作品もありますよ。 by ハッピーハンド がんばろう東北! 青森から東北の元気届けます。 <あとりえ わらべ> つがる市柏広須野宮88 0173-26-6863 9:00~18:00 不定休 2011年 11月 14日
青森県立美術館で開催中の「今和次郎 採集講義」展。
展覧会ではちょっと経験したことのない感動がありました。 「凄いよ!面白いよ!今和次郎先生!!」 敬服する師に出会った気持ちです。 ![]() 南伸坊さんが、今和次郎さんと「すごく気が合う」との思いを、 「あおもり草子」に寄せていましたが、その気持ちがよく分かります。 きっとブロガーの皆さんも、すぐにファンになることでしょう。 90年以上も前に今のブロガーのような視点で活動をしていたのが 今和次郎先生です。でも、先生の引き出しは、実に多彩です。 よく「考現学」の創始者という肩書きで呼ばれますが、 その活動は、現代の世相・風俗の研究家という範疇に収まらない 社会的な広がりがあり、ぜひ、いろんな立場の人に知ってもらいたいと思います。 今回の「採集講義」展では、今和次郎先生の多彩な活動を、 次の四つの構成でまとめています。 1 農村調査・民家研究の仕事 2 関東大震災-都市の崩壊と再生、そして考現学の誕生 3 建築家、デザイナーとしての活動 4 教育普及活動とドローイングのめざしたもの その中で、「凄い」「面白い」と思ったところを少し紹介します。 <農村・民家研究のアプローチ> ![]() このスケッチ、カラー写真より、はるかに表現力豊かです。 右上の見取り図のおかげで、家の内部のイメージが思い浮かびます。 ![]() 農家の人の営みの描写が臨場感を増しています。 主役は人、というアプローチの姿勢が伝わってきます。 <震災復興の営みを都市再生の活力に、さらに考現学に> ![]() 1923年の関東大震災で先生は震災バラック調査を行い、 東京のあちこちで人々が作り出したバラックの仮設住宅を見て回り、 人々の創意工夫とたくましさをスケッチで表現しています。 ![]() それをモチーフに、店舗設計に活かすところに 先進性と必然性を感じます。 そして、東京の復興が進む1925年、考現学の初の調査として 「東京銀座風俗記録」をまとめます。 「採集講義」展のポスターにも使われているこの図は、その索引頁なのです。 ![]() INDEXの機能を果たしながら、調査の全体像と要約が一目で伝わります。 その銀座で4日間行った調査の集計表がこれです。 ![]() 精緻なフィールドワークの証です。 <「見える化」を90年以上前から実践> 戦時体制に向かう1940年には、 「新時代の生活方向」と題した提案も行っています。 ![]() 一家の主人、主婦、息子、娘、子供といった主体毎に 暮らしのかたちがどう変わるのか、 簡単に一覧できるようにつくられています。 押しつけがましくなく、すっと入る分かりやすさ、 心底、まいりました。 近年、情報共有の手法として「見える化」が注目されていますが、 先生は、90年以上前から実践していたのですね。 その表現の中心にあるのは「人間味」ではないでしょうか。 私たちは、日頃、主に文章と写真、パワーポイントなど定型化された手法で 伝えたいことを表現していますが、「人間味」が備わっているかどうか。 今和次郎先生の下で勉強したい、正直にそう思います。 「今和次郎 採集講義」展は、12月11日までです。お見逃しなく! ※このブログへの資料掲載は、青森県立美術館の許可を得ています。 by 頭脳パン がんばろう東北! 青森から東北の元気届けます。 2011年 10月 26日
朝、外に出れば「さ、さむっ!」と体がふるえる冷え込みですね。
こんな時には温かいモノを味わい、体感し、身も心もポカポカにしたいものです。 さて、黒石市の「お山のおもしえ学校」は、廃校となった校舎を利用し、 様々な「おもしえ」(おもしろい)取組をしているところです。 その校舎の2階に、心をとても温かくする見事な芸術作品があります。 ![]() 黒板の全面を利用して描いた非常に大きな作品ですが、 これ、すべてクレヨンで描かれているのです。 作品を描いたのは、青森市出身の孫内あつしさんです。 おもしえ学校の2階は、孫内さんの世界が広がる「孫内ワールド」になっています。 ![]() かつては、地元のテレビ局の芸術担当として活躍していた孫内さん。 退職後は芸術家として活動し、ひょんなことからクレヨン画を描き始めました。 ![]() 見てください。とても柔らかくも迫力のある孫内さんの作品を。 私は、何か昔を懐かしむような感じで見入ってしまいました。 孫内さんは、自分の思い出を作品に描いているそうです。 きっとその思いが私に伝わり、あたかも自分自身のことのように感じたのでしょうね。 そんな見ている人の共感を呼び起こす作品ですが、実際近くに寄って見てみると、 これがまぁ、何という細かさ! ![]() これは、ねぶたを描いた黒板作品のアップです。 遠くからではわかりませんが、スゴイ重ね塗り! きめ細かな丁寧な仕事が、見事な作品を作り上げていることがよくわかります。 これが黒板の巨大な作品ともなると、どれだけ時間のかかることか・・・。 ちなみに、黒板の作品は、すくなくとも3作品以上(!)ありましたよ。 ![]() 普段は、ご自宅のある東京を中心に活動していますが、 年に数回おもしえ学校にやってきて、巨大な黒板などに作品を描いています。 数週間は滞在するそうなので、運が良ければ直接お会いして、 作品に関するお話などを聞くことができるかもしれません。 ・・・今はこっちにいるのかな? ![]() おもしえ学校の2階には、1年を通して孫内さんの作品が数多く展示されています。 黒板に描かれた作品は、もちろん門外不出のここだけの展示です。 ぜひぜひ一度ならず二度、三度と足を運び、素晴らしい作品をご覧になってください。 本当に、ほんわかとした温かい気持ちになりますよ。 by ハッピーハンド がんばろう東北! 青森から東北の元気届けます。 ところで、 作品の中に、何らかの形で孫内さん自身が登場しているそうです。 どこにいるのかな? 答えは・・・運がいいときに、ご本人に聞いてみてください。 <お山のおもしえ学校> 黒石市大川原字門尻47-1 0172-54-2505 開校時間 9:00~16:00 休校日 毎週火曜日 入校料 大人100円 小人50円(小学生以上) 2011年 08月 24日
朝晩が本当に涼しくなりました。これからは随分と過ごしやすくなりそうですね。
しかし、ここは涼しさをモノともせず(?)、一年中熱い演奏が聞こえてきます。 すこっぷ一本と栓抜きだけで聞く人すべてに明るい笑顔をもたらす新しい芸術と言えば・・・ はい、そのとおり! すこっぷ三味線です。 ![]() その醍醐味を存分に味わえる新たな拠点「すこっぷ三味線快館」が、 五所川原市金木地区に堂々オープンしました! ![]() 「会館」ではなく「快館」としているところがミソ。 聞けば誰もが楽しくなるすこっぷ三味線にふさわしいナイスなネーミングです。 快館内にはライブ会場もあり、定時に生演奏が行われています。 訪問したこの日は、何と、すこっぷ三味線のビックネームのお二人によるコラボが実現。 館岡謙晋さんとサフロ吉崎さんの実力者同士よる堂々の演奏。 お二方とも、すこっぷ三味線世界大会で優勝しているプロフェッショナル! ピンクレディーの曲に合わせ、高度なテクニックを使った見事な演奏を見せてくれました。 ![]() (左がサフロさん、右が館岡さんです。) このお二方、経歴もちょっとビックリな方たちです。 「特別師範」の館岡謙晋さんは、以前はラーメン屋を経営。そちらの腕前も超一流です。 何と、「あなたが選ぶラーメン店ベスト××」という企画で東北6位に選ばれたという実力! ある時、すこっぷ三味線家元の館岡屏風山さんと出会い、その情熱に心動かされ、 この道に進んだそうです。 一方、サフロ吉崎さんは、現役の自衛隊員。 外見こそ屈強な隊員ですが、演奏は力強さと繊細さを兼ね備えた見事なものです。 震災被災地の隊の慰問活動などでも演奏し、被災者を元気づけている心優しき隊員です。 う~ん、二人ともカッコイイですよね~。 ライブ会場の片隅には、たくさんのすこっぷが準備されています。 ![]() すこっぷ三味線は、聞いて楽しくやってみて楽しい、そんな芸術です。 子どもからお年寄りまで、誰もが楽しく簡単に演奏できるのがすこっぷ三味線の魅力。 このライブ会場は、演奏を聞くのではなく、来た人みんなが一緒になって演奏し、 楽しむことが最大の目的なんです。 快館内でにツボにはまったのが、様々な種類のすこっぷを集めた展示スペース。 ![]() よく見ると、すこっぷひとつひとつに家元のコメントが・・・。 「ガラ研磨仕上げによる堅さで、重厚な音が響く・・・」 プププッ(おかしさに吹き出した音)。お、おもしろすぎる!。 すこっぷ全部にマジメのようでマジメでない、 いや、やっぱりマジメなコメントがついているんです。 向かいにはすこっぷの製造過程の展示もあるし、さながらすこっぷ博物館ですね、ここは。 すこっぷ三味線の生演奏は想像以上に素晴らしく、そしておもしろいです。 金木地区の新しいホットスポット「すこっぷ三味線快館」で、 ぜひその楽しさに触れてみてください。・・・私のようにきっとはまりますよ。 by ハッピーハンド がんばろう東北! 青森から東北の元気届けます。 <すこっぷ三味線快館> 五所川原市金木町中柏木鎧石263-1(イクゾーハウスだった場所です。) 0173-52-4450 営業時間 9:00~18:00(冬季17:00まで) 休館日 毎月第2火曜日、年末年始 入場料 無料ですが、展示スペースとライブショーは有料です。 大人 1,000円→800円 中高生 700円→500円 小学生 500円→300円 ※オープン記念で割引中! ライブ 1日6回公演中(3月~10月) 2011年 07月 08日
奈良美智さんの「あおもり犬」やシャガールの「アレコ」でおなじみの青森県立美術館。
7月13日、記念すべき満5歳の誕生日を迎えます。パチパチパチ・・・。 2011年に入り、開館5周年を記念した企画が展開されてきましたが、 明日7月9日からいよいよメインイベントの登場です。 「光を描く印象派展」が開幕です!! ![]() いきなりルノワールの登場ですが、 ルノワールのほかにもゴッホ、マネ、モネなど、絵画をよく知っている人はもちろん、 私のようによく知らない人でも知っている世界的超有名画家の作品がやってきたのです。 この展覧会、単なる印象派の作品を展示しているものではありません。 展覧会のサブタイトルは「美術館が解いた謎」。 果たして謎とは? ・・・非常にそそられる言葉ですねぇ。 展示作品の多くを収蔵しているのは、ドイツのヴァルラフ・リヒャルツ美術館です。 この美術館が、最新の技術を駆使し、4年の歳月をかけて隠された様々な発見をしました。 まさにそれが美術館が解いた印象派誕生の謎です。 ![]() (ギュスターヴ・カイユボット「セーヌ河畔の洗濯物」) 作品はおよそ70点。 ひとつひとつの作品には「謎」に関する解説があり、それがとても興味深いんです。 この作品のように、小さな液晶パネルを使った解説もあり、 展覧会に足を運ぶ機会があっても、普段はすーっと流して見るような私ですが、 この日は、ひとつひとつの解説に「へぇ~」、「ほ~」と感心させられつつ、 まったく時間を忘れて見入ってしまいました。 例えば、下の2つ写真を見比べてください。 ![]() 同じモチーフなのに、受ける印象はまったく違いますよね。 上は、ポール・シニャックの「サン=トロペ、静寂」という作品で、 下は、調査結果からわかったこの作品の当初の姿を再現したものです。 ええっ、何でこんなに違うの!? ですよね~。 これは、作品が地塗りしていない木の板に直接描かれていて、 塗り残した板地の色が経年変化した、ということなんです。 ・・・他の作品にも同じようなケースがあるとしたら、 今見ている作品は、ひょっとしたら画家が表現したかったものとは違う!? なぁんてことがあるのだろうか・・・。う~む、とても気になって気になって・・・。 絵画は、壁に掛けて展示されるのが普通だと思っていましたが、 テオ・ファン・レイセルベルヘの「グリ=ネ岬」という作品は違いました。 なぜなら、この作品は後ろにも注目! だからです。 ![]() 作品の裏面なんて・・・と思いますが、あれっ、人物の姿が・・・。 それを、赤外線で写したものが上の写真で、なんと肖像画が描かれていたのです。 何らかの理由で描くのやめた絵。それがこの肖像画の正体だったのです。 普段見ることのない絵画の裏に別の絵・・・。 なんだか宝物を見つけたような感じですよね。 ![]() (ゴッホの「グリシーの橋」と並べられた赤外線調査結果の絵には謎の線が・・・) 赤外線撮影で現れた放射状の線や、完成作品とまったく異なる下絵の謎、 作品中央下の一部分だけが奇妙に塗られていない謎、 紫外線調査で見つかった加筆の謎、謎、謎・・・。 絵画好きの方はもちろん、私のように「印象派って何?」という人も、 実に興味深く鑑賞できる展覧会がこの「光を描く印象派展」だと思います。 印象派誕生の謎に迫ったこの展覧会は、 ヨーロッパで約60万人もの方が観覧に訪れたそうで、 日本では、ここ青森だけの開催という貴重な機会です。 青い森に囲まれた静かな場所でゆっくりと芸術鑑賞をたしなむ・・・。 う~ん、なんてセレブな感じ。 ちなみに、私の部屋では、ルノワールのルグラン嬢が待っています(笑)。 byハッピーハンド がんばろう東北! 青森から東北元気届けます。 ※このブログに掲載した写真は、許可を得て撮影したものです。 <光を描く印象派展 ~美術館が解いた謎~> 期間:平成23年7月9日~10月10日 開館時間:9月30日まで9:00~18:00(入場は17:30まで) 10月1日から9:30~17:00(入場は16:30まで) 休館日:7月25日、8月22日、9月12日、9月26日 観覧券:一般1,500円/高大生800円/小中生無料 (7月8日までなら前売り料金で購入できます。) <青森県立美術館> 青森市安田近野185 017-783-3000 2011年 04月 28日
いきなり私ごとで恐縮ですが、学生時代、弘前市立病院に10日間ほどお世話になったことがあります。
![]() コンクリート外壁は、遠目からはちょっと無機質な感じも受けますが、近づいてみると、建築時にコンクリートを流し込んだ板の型枠の木目がそのまま残っていて、コンクリートなのに木? と思わせるような見事なデザインなんです。 この素晴らしい建築物を手がけた人物は、日本建築界に大きな足跡を残した前川國男氏です。この4月、この日本代表する建築家のプチ博物館が、弘前市にある木村産業研究所(こぎん研究所)にオープンしました。 ![]() 実はこの研究所、建物自体が前川氏の処女作品(1932年・27歳)でもあるのです。芸術作品の中にできた博物館、それが「前川國男プチ博物館」です。 ![]() 研究所に入ると飛び込んでくる前川氏のカッコイイお姿です。前川氏は、パリで世界的な建築家のアトリエで学んだ方で、国内201点、海外に12点の作品を残しました。このうちの8つの作品が弘前市に残っています。県内では弘前市だけの前川作品。母親が弘前市出身だったのです。 ![]() プチ博物館のメインは、2階の講堂をいっぱいに使った大展示室です。ここには、弘前市にあるすべての前川氏の作品を写した大きな写真パネルが展示されています。さすがプロが撮った写真だけあって見応え十分。作品の写真がまた作品ですね。 ![]() もちろん会場そのものが作品なので、実物の作品に包まれながら他の作品を見る、というちょっとした贅沢を味わっているということなのかな? このほかにも、作品を収録した映像やスライドショーが放映されているほか、2階への階段の壁には、前川氏の足跡をたどる年表が写真とともに掲示されています。 ![]() この博物館を主宰している「前川國男の建物を大切にする会」さんによると、今後も徐々に展示物を増やしていくそうなので、幾度となく訪れてみるといいかもしれませんね。 ところで、弘前市に8つある前川氏の作品ですが、みなさん全部ご存じですか? 知らず知らずのうちに足を踏み入れているはずですよ。おそらく、弘前市民の大半は訪れたことがあるでしょう弘前市役所の庁舎も、実は前川氏の作品です。 ![]() ・・・市役所の方は、素晴らしいところで仕事をしているんだなぁ。私自身も、このプチ博物館を訪れて初めて、知らず知らずのうちに前川氏の作品にふれていたことを知りました。 このほか、前川氏の作品には、弘前市・・・おっとっと、全部言ってしまえば、みなさんの楽しみが減ってしまいますよね。 すでに桜のシーズンがスタートした弘前。お城の桜を目当てにたくさんの方がいらっしゃると思いますが、ぜひこのプチ博物館にも足を運んでみてください。ここですべての前川作品を知って実物をめぐる旅にでかければ、城下町弘前の違った一面を感じることができると思います。 by ハッピーハンド (※博物館内の写真は承諾を得て撮影しました。) がんばろう東北! 青森から東北の元気届けます。 <木村産業研究所(弘前こぎん研究所)> 弘前市在府町61 開館時間 10:00~16:00 (5月9日以降は、平日のみの開館になります。) 入館料 無料 2011年 04月 18日
2009年の「太宰治生誕100年」、2010年の「とことん青森in東京」の催事として上演され、好評を博した演劇「津軽」が、このゴールデンウィークに青森県立美術館で上演されます。
![]() 東日本大震災を受けて、一度は公演の延期・中止も検討されたのですが、太宰治「津軽」のメッセージ「故郷はいつでもあなたを待っている」を発し、芸術を通して青森県・東北に元気を取りもどしていきたいと、復興の第一歩として公演を開催することとなりました。 太宰を演じて3年目を迎える村田雄浩さんは、より役柄に入り込んだ深みのある演技になっていて見応え十分!これまで見たことのある方にも新たな感動を与えてくれます。 ![]() ![]() ![]() ![]() 特に、10人の少年津島修治が一輪車で登場し、風のように舞い走り抜ける場面はさらに技術に磨きがかかり、迫力があります。乗っている豊田一輪車クラブの女性陣はもちろん「津軽美人」です♪ ![]() 今回は、主演の村田雄浩さんにインタビューさせていただきました。 Q:今回の上演にかける想いは? A:東北の中でも被害の少ない青森県青森市から演劇をとおしてパワーを発信することで、全国のみなさんが東北各地を巡りながら青森を目指していただければ、東北の元気にもつながっていくという思いで演じています。 Q:役柄(太宰)に対する印象は? A:最初は太宰のイメージと自分のイメージを重ねることに違和感を感じていたときもありましたが、今は自分が太宰の一部になっているような感覚。こういう場面では太宰はどういう気持ちだったか?など想像できるようになり、愛おしさも増してきています。 Q:みなさんに一言お願いします。 A:演劇「津軽」は自分のルーツを発見できる内容なので、故郷を思う全国のみなさんにとって、故郷を振り返るきっかけになると思います。そして、故郷を思う気持ちを大切にしていただきたい。ぜひ多くのみなさんに見ていただきたいと思います。 ゴールデンウィークに5日間開催される屋外劇。客席には屋根がありますので、雨の心配はいりませんが、防寒対策はしっかりとしてご来場くださいませ。 by o-rin ●演劇「津軽」 日時:平成23年4月30日(土)/5月1日(日)/3日(火)/4日(水)/5日(木) 18:30~ 会場:青森県立美術館野外特設ステージ(青森市安田字近野185) お問い合せ:017-783-5243(青森県立美術館 演劇「津軽」事務局) チケット販売:ローソンチケット、サンロード青森、成田本店しんまち店など(詳細は事務局HPをご覧ください) < 前のページ次のページ >
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