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”超熟成にんじん”の 「冬堀り人参じゅーす」

世界自然遺産「白神山地」を望む広大な大地に雪の中から掘り出す”超熟成にんじん”があります。普通なら秋に収穫するにんじんを、土の中で冬まで熟成させる「雪中にんじん」です。

d0007875_1191577.jpgにんじんは、普通種まき後100~110日で収穫しますが、青森の「雪中にんじん」はさらに2ヶ月以上も土の中で熟成させます。日本海から吹きつける風雪と白神山地から流れ出る清らかな水で育まれる「雪中にんじん」は、人の手だけでは生み出せない雪国ならではのプレミアムにんじんです。

 「雪中にんじん」は、低温にさらされることによって糖度が高くなり、品種によっては果物なみの糖度12~16度に達します。また、夏にんじんに比べてβカロチンやミネラルの含有率が高く栄養価に優れていることや、うま味成分であるアスパラギン酸などのアミノ酸やカリオフィレンなどの香り成分が増加することも報告されています。甘味が濃厚で香り良く、生でそのまま食べてほしいにんじんなのです。

この「雪中にんじん」をそのまんま搾ったのがJA深浦町の「冬堀り人参じゅーす」。
雪中にんじんの濃厚な成分を閉じこめたこのジュースは、にんじん特有の嫌なクセが感じられず、思いの外サラっとしていて後味もさわやかです。レモンを加えただけとは思えないとってもフルーティーな味なので、日頃にんじんを食べない小さなお子様もゴクゴクいけちゃうことでしょう。
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ほとんどPRしていないのであまり知られていませんが、一度味を覚えると、りんごジュースよりこっちを選びたくなる程、飲みやすくておいしいジュースですよ。

冬堀り人参じゅーすは、JA深浦町や道の駅ふかうら「かそせいか焼き村」など深浦町内の主な施設や、青森市の観光物産館アスパムのJA全農あおもり青果物直売所などで手に入ります。

ジャイアンツカラーが好きな人も嫌いな人も、それはそれとして、一度試してみてはいかがでしょうか。by 義人
by marugoto_aomori | 2005-11-30 11:30 | あるあるこんなもの | Comments(3)

おいしいりんご酢飲料 「りんごde酢」

厳選したおいしい青森りんごを皮ごと搾り、味が異なるりんご品種の組合せだけで味を調えた無加水・無加糖・無香料・無酸味料・防腐剤なしのストレート100%りんごジュース。 (株)青研が原料にも製法にもこだわった大変贅沢でおいしい自然派りんごジュースがあります。

旬の完熟りんごだけを原料に、大正元年創業のカネショウ(株)が独自の「すりおろし醪醸造(もろみじょうぞう)」で仕上げたりんご酢があります。りんご果汁を発酵させる一般的なりんご酢に比べ、はるかにコクがあり、ふんわりとしたりんご本来の風味が楽しめる絶品のりんご酢です。

そのりんごジュースとりんご酢から誕生したのが「りんごde酢」。
本物のりんごジュースに本物のりんご酢を6%加えたおいしい機能性飲料です。
ほどよい酸味とスッキリしたのど越し。割らずにそのまま飲める手軽さ。おいしいまま飲みきれる小容量タイプ(125ml)。人にも地球にもやさしいカートカン(紙缶)。
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 この「りんごde酢」なら、おいしくてやさしい健康生活が今すぐ始められます。
by marugoto_aomori | 2005-11-29 11:44 | あるあるこんなもの | Comments(6)

インテリア「りんご箱」

懐かしいりんご箱
りんご箱を机にして勉強した幼少時代。
体験したことがなくてもどこか懐かしさを感じる昭和時代の1シーンです。
昔は生活のいたるところで見かけたシロモノですが、今「りんご箱」と言うとどんな箱を思い浮かべるのでしょうか。ダンボール箱?発泡スチロール?
りんごをバラで買うことが多い昨今は、りんご箱すらイメージできないかもしれません。

りんご箱の規格と材料
りんご箱は、長辺(ガワ)62cm、短辺(ツマ)31cm、高さ31cmの木箱です。
昔はブナやスギが一般的で、木が堅く長持ちするマツが高級品とされていたようですが、今はブナが稀少になったことからマツが主流となり、スギは価格を安く抑えたいときに用いられます。
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また、それぞれに「生板」と「乾燥板」があります。乾燥板でつくると箱にした後の狂いが少なく、隙間のない上質のものを作ることができますが、コストが高くなるため、生板で製作しそれを乾燥させるのが主流だそうです。

d0007875_1273755.jpgりんご箱のお値段
材質や使用頻度によっても価格が変わります。
りんごの収穫は年1回。農家はりんご箱ごと出荷しますが、県外へ出回るときはダンボール箱などに入れ替えられるため、空いたりんご箱は中古品となって収穫現場に戻ってきます。一年モノ、2年モノとなるにつれて安くなります。

一般家庭における使い方
日本一のりんご産地青森では、りんごの収穫時はもちろんのこと、日常生活の中でもまだまだ活躍しています。りんご箱は、粗雑に扱ってももったいない感じがしないことから、ベランダのモノ入れ、車庫の工具入れ、プランターなどとして重宝されています。手元においてみるとなかなか便利で味があるんです。ちゃんとフタもあったりして。

インテリア?りんご箱
このりんご箱、オレンジページ「インテリア37号」ではD.I.Y素材として、同社の「青柳啓子のインテリアスタイルブック」ではなんとコーヒーテーブルとして紹介されていました。
早速、りんご箱(乾燥マツ材、フタ付き、手打ち製)を購入。ちょっとヤスリをかけて表面のザラつきをとったら、みごと室内で使える万能家具になりました。 by 義人

《購入できるお店》
有限会社青森資材
板柳町大字福野田字実田47-1
電話 0172-73-2181
FAX 0172-73-2182
※価格は別途お見積もり
by marugoto_aomori | 2005-11-28 12:34 | 手しごと | Comments(20)

カネショウのりんご酢

あ~か~いりんごに、くちび~るねっぱげで(注:津軽地方で「よせて」の意)~♪ 秋と言えばりんご!そのりんご収穫も大半が終わり、いよいよ全国に出回る季節となりましたね。
さて、そのりんごを使った加工品、「りんご酢」のお話しをひとつ。
お酢と言えば、最近「黒酢」「もろみ酢」など流行っていますが、りんご酢って聞いたことありますか?スーパーなどでは結構売られているのですが・・・。
 りんごの一大産地 青森では作り方にこだわりをもった「カネショウのりんご酢」がありますので紹介したいと思います。

~りんご酢の作り方を紹介!~

 その前にりんご酢は次の行程を経て出来上がります。 ①もろみ発酵(りんご果汁に酵母をまぜてりんご酒をつくります)→②圧搾(りんご酒ができます)→③低温熟成(りんご酒を低温で熟成させます)→④酢酸発酵(酢酸菌をまぜてお酢に発酵をさせます)→⑤さらに熟成→⑥殺菌・濾過→完成!となります。


~ココが違う!青森県産りんご100%使用&独自製法「すりおろし醪醸造」~

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りんご酢は一般的に外国産りんご果汁を発酵させてつくられるものがほとんどです。カネショウでは、青森産100%旬の完熟りんごをすり下ろすことから始めます。すり下ろしたりんごを桶の中で時間をかけてねかせる「すりおろし醸造」という独特の製法です。皮ごとすり下ろしたりんごだからこそ、果汁を原料にしたものに比べはるかにコクのあるりんご酢が出来上がる秘密なのだそうです。(右写真はすりおろしたりんごを発酵させているものです。)



~りんご酢ならではの成分~

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りんご酢は、米や穀物から造られた酢と違い、アミノ酸が少ないためスッキリとした軽い酸味が特徴です。また他の酢に比べてカリウムが豊富に含まれているので、血圧の上昇を抑え糖尿病などの原因となるインスリン不足を助ける効果があると言われています。さらにりんご酸やクエン酸も豊富に含まれるため、疲労回復や肥満防止に役立つこともわかっています。ミネラル・ビタミンがたっぷりのハチミツを加えることで、互いの成分が作用して身体によい効果をもたらしてくれます。カネショウのりんご酢は、「ハチミツ入りりんご酢(写真左)」もあるのでとっても便利です。
 その昔、勘違いしてハチミツの入っていない同社の「桶作りりんご酢(写真右)」を水で薄めて飲んだこと有りマスが・・・かなりきますのでご注意を。




 このりんご酢、青森では津軽地方の道の駅などで販売(試飲も出来ます!)しています。東京では、青森のアンテナショップ「あおもり北彩館」と「特産品センター」で販売しています。アンテナショップは何処にあるかって?それは・・・(続く)

by ノブchan
by marugoto_aomori | 2005-11-25 16:12 | おいしい食材 | Comments(7)

大正時代の面影残す「旅の宿」 蔦温泉

850年の間、湧き続ける湯は、心も洗う。

d0007875_10252714.jpg南八甲田の山合いにひっそりと佇む一軒宿「蔦温泉」。
歴史への登場は、今を去ること850年前、1147年(久安3年)です。
この写真は、大正7年に建設された当時の本館の様子を写し出したもの。
茅葺き屋根は葺き直され、その後、数々の増改築を経てはいますが、あの頃と何ら変わりのない風情は、今も残ります。
そんな蔦温泉。
人里より離れ、不便を楽しみ、自然と同調できる場所として古くから親しまれています。

大町桂月が広く世に広め、吉田拓郎が謳う「宿」

d0007875_1028426.jpg明治41年8月、青森県出身の人物評論家 鳥谷部春汀の案内で十和田湖の帰途一泊した文豪 大町桂月は、この後、大正の後期から本籍を移し、死去する大正十四年までの間、「蔦温泉帖」などを執筆するほど、蔦温泉をこよなく愛しました。
教科書にも登場した大町桂月の名声と共に、蔦温泉は広く世に知られる温泉となります。

そして、時は流れ、1972年(昭和47年)。この年の大ヒット曲となった「旅の宿」を吉田拓郎が歌います。
この曲は、作詞した「岡本おさみ」氏が当時、蔦温泉に宿泊した時をモチーフに詩を作ったものなのだそうです。
昭和50年代前半までは蔦温泉には、それぞれの部屋に火鉢が入っていました。
当時、熱燗の注文があると常温の酒を徳利に入れて客室に運び、火鉢の上に置かれていた小さな湯鍋にそれを入れ、お客様のお好みで燗をしていました。
「旅の宿」にはそのことを忍ばす歌詞があり、当時の旅情をそのまま映し出しています。

鄙びた山の温泉場「蔦の湯」 

d0007875_10303964.jpg蔦温泉には2つの浴槽があります。
どちらも20年毎に立て替えられ、新しい方を新湯、古くなった方を元湯と呼んでいましたが、立て替えられるたびに浴槽の呼び名が変わってしまうことから、今では「久安の湯」「泉響の湯」と呼んでいます。
「久安の湯」は湯壺から沸き出す湯が溢れ床を流れ、長い間で落ち着いた風合いの色に変わったまさに山間の湯です。
蔦温泉の湯は、浴槽の床に敷いている床板と床板との隙間から湧き上がっています。浴槽を見つめていると時々泡が床下から上がってくるのでそれは確認ができます。湧き上がる湯は浴槽から溢れ出し、床板を伝わり贅沢に流れています。
小さな洗い場には昔懐かしい湯桶が置かれ、湯治場であった頃の面影を残しています。
硫酸塩泉の単純泉で、無色透明、無味無臭ですが、温度は47℃~51℃と比較的高いお湯が湧き上がっています。このため、浴槽の下が熱く、上がちょうどいいような温度です。このままでは熱いという方のために水が少し出ています。
浴槽のお湯は5~6時間ほどで入れ替わるということ。
真新しいお湯に浸かりたい方は真夜中の入浴がお勧めです。

寒くなってくると恋しくなるのが、「湯」。
じっくりと「湯に浸かり」、「心も洗う」。
そんな気持ちにさせてくれる「蔦温泉」でした。 byなおき
by marugoto_aomori | 2005-11-22 10:33 | 青森の旅 | Comments(6)

平舘海峡の「焼き干し」

手仕事の技が生む「日なたの香り」と上質なうま味

「おだし」と言えば、鰹節・昆布とともにいわしの煮干しも代表的なものです。
青森県の津軽海峡と陸奥湾をつなぐ、平舘海峡には、津軽海峡から陸奥湾に入り込む秋のいわしを丁寧に一つ一つ手仕事で、頭を取り、はらわたを除き、串に刺し、炭火であぶり、乾燥させる「焼き干し」が作られています。

d0007875_9411178.jpg世界のスープ類の材料をすべておダシとして見ると、焼き干しは、煮干類の変種として位置づけられると言われています。
煮干類は、脂の乗った魚を煮出すことで、乾物保存のネックとなる脂分を取り除く製法で、大量に捕れる魚を大量に加工できることから広く普及したものです。
しかし、煮干しは煮出すことにより、うまみも逃がしていました。
焼き干しは、煮出すのではなく、炭火でじっくりと焼き上げることで、魚全体に火を通すとともに、脂分を流し出し、さらには独特の香ばしい香り付けをする煮干しに使われる小魚のうまみを究極にまで引き上げる製法です。
さらには、全重量の30%以上もある頭と内臓を一つ一つ丁寧に手仕事で取り除くことで、苦みなどの雑味を取り除き、いわし本来が持つうま味を主役に各種のアミノ酸と芳香を引き出しています。

焼き干しとして使われる小魚としては、九州などの「アゴ(とびうお)」、「小アジ」などもありますが、平舘海峡では「カタクチイワシ」「マイワシ(ヒラゴ)」「ウルメイワシ(ドロボウ)」「小アジ」があります。
この中でも特に遊離アミノ酸量が多いのが、「カタクチイワシ」。
 
9月、まだ脂が乗りきっていないカタクチイワシがやってきます。この魚で作られた焼き干しが特に格付けが高いようです。

d0007875_942845.jpg日本食のおダシの主役は鰹節と昆布ですが、鰹節に負けないうまみのバランスと煮干しの3倍と言われるうま味の広がりとこの芳香の優秀性が料理界に認められ、「板長の公表しない隠し味」となっています。
昆布のグルタミン酸に焼き干しイワシのイノシン酸が加わると、うまみが何倍にも広がっていきます。

焼き干しのポテンシャルを確認する手っ取り早い方法は、袋に入ったインスタントラーメン。
麺を茹でる鍋と別鍋で焼き干しをポキポキ折って、水から煮出します。
グラグラ5分ほど煮出す間に、ゆであがった麺を丼へ、そして焼き干しのおだしの火を止め、粉末スープを入れ、丼へ。
芳醇な焼き干しの香りと上品な魚だしが加わって、絶品インスタントラーメンができあがります。
2本で十分。 お試しを。 byなおき
by marugoto_aomori | 2005-11-21 09:47 | おいしい食材 | Comments(1)

八戸で見つけた素敵なお菓子 「焼酎菓子」

くら屋の「焼酎菓子」

d0007875_1724015.jpg八戸市朔日町の「くら屋菓子店」は大正9年創業の老舗。二代目はやさしいおじいちゃんですが、まだまだ現役です。
くら屋さんが作る菓子は、初代の製法をそのままに、餡をこね、きな粉を伸ばす昔ながらの手作りで一つ一つを大切にこしらえています。

「くら屋」といえば、「焼酎菓子」。(250円)
もともとは夏菓子でしたが、顧客から季節以外にも注文があり、一年中店頭においてあります。紅白がめでたく、そして眩しい、食べるのがもったいないような菓子です。

いわゆるボンボン菓子です。
砂糖で作られた薄い皮の中に実は、35度の焼酎が入っています。
口の中へほおばり、パリっと噛んで割ると、口の中でじゅわ~っと焼酎が弾け、皮に使われている砂糖の上品な甘みとが一緒になるという、何とも風雅な駄菓子です。
ウィスキーボンボンに似た驚きとコラボレーションが楽しめます。

この他、店内で切らせられないのが、「うさぎ玉」。
あんときな粉を何度も練り、玉状に仕上げたあと、水飴でお化粧を施すものです。手仕事が素朴なおいしさを生み、人気です。
 最後は「人形焼き」。
「人形焼き」自体はどこにでもあるものですが、こちらの人形焼きは古くか
らの製法を頑なに守り、今でも黒砂糖をふんだんに使って丁寧に造り上げています。

小さな老舗の地元に愛されるオンリーワン。
型に砂糖を流し、堅め、焼酎を入れ、ふたとなる砂糖を張る。
少しの隙間があっても商品にならない。
作るのにとても手間のかかるもので、今では作り手も少なくなった稀少な菓子です。

こんな手仕事が残る八戸。
とっても奥の深さがあります。 byなおき
 □「くら屋」 八戸市朔日町15-5
by marugoto_aomori | 2005-11-18 17:07 | ちょっと「立ち寄り」 | Comments(2)

謎の世界写真機博物館

d0007875_170319.jpg板柳町にはなぜか「世界写真機博物館」なるものがあります。
板柳町の商店街、それ自体が大きなピンホールカメラになっているという建物に入ると、まずは所狭しとひしめくカメラに圧倒されます。

ここには、館長を務める工藤重美さんが、日本だけにとどまらず、世界各地を飛びまわり集めた、カメラの名品、珍品、その他諸々、2000台以上のカメラが展示されています。

d0007875_1711795.jpgカメラ史上最高価格だったと言われる「コンタフレクス35」や、世界最初の総金属製カメラと言われる「ホクトレンダー」、名もないプラスチックボディのカメラ等々、貴重なものからそうでないものまで、館内はこれでもかというほどのカメラで埋め尽くされています。
また、津軽塗をボディに使用した工藤さん手作りのカメラ「大撮映機」、宇宙開闢に遡ってカメラの歴史を辿る廊下天井の年表、工藤さんのスケールの大きさとユーモアに溢れた仕掛けもなかなか楽しめます。

抜群の行動力で集めた工藤さんのコレクション。
「世界写真機博物館」なんて名前だけなのでは?と思ったりもしましたが、想像以上に見応えがありました。
板柳町に行った際には立ち寄ってみると面白いですよ。
YOSHIHITO
by marugoto_aomori | 2005-11-17 17:03 | 青森の旅 | Comments(4)

北国の必需品が栓抜きに叩かれて三味線に変わる

スコップが楽器に変わる日 「スコップ三味線ヒストリー」

津軽が生んだ魂の音色 「津軽三味線」。
熱く 時に激しく 弾き、叩き 聴く者の 心を揺り動かします。
五所川原 津軽三味線はこの地で生まれました。
そして、五所川原はもう一つの三味線のふるさとでもあります。

d0007875_13472833.jpgスナックに勤める男がいました。
店に流れる演歌に津軽三味線が聞こえていたある日、店の客に言われました。
「ほうきはないか?」
その客は「ほうき」で三味線を弾く真似をしたがっていました。
「男」は家に帰り、考えたそうです。
そして、家中を見渡しながら、三味線に似たものを探してみました。
その時、ふと、思いついのが、「外に置いてあった雪かき用のスコップ」
バチになるものも探しました。あった。「栓抜き」。
その日から、男は毎日、芸を磨くように研鑽を積んだようです。
一週間後、練習している男の脇でテレビが、「岸千恵子」を映していました。
流れる曲は「千恵っ子よされ」。
曲の中で津軽三味線が流れ続ける歌でした。
男は、曲に合わせて弾いてみました。「いける。」 確かな手応えがここにありました。
1989年(平成元年)、ここにスコップ三味線が生まれました。
男は店で演奏しました。
拍手喝采と爆笑の渦が店に広がります。
男の噂を聞きつけて、この「もう一つの三味線」に人が集まりだし、
ついには、五所川原市中のスナックから演奏依頼が殺到しました。
男は、人にも教えました。
これまでで500人は下らない、と男は言います。
いつしか「スコップ三味線」が演奏できる人が増えてきました。
しかし、男は言います。
「自分は、千恵っ子よされでしか演奏しない。」
男は、自分のルーツを守り続けています。
津軽三味線には、名演奏家と言われる「高橋竹山」がいる。
この男、自らをスコップ三味線演奏家「館岡屏風山」と呼んでいます。

酒の席はもちろん、結婚披露宴での余興などで大ウケの「スコップ三味線」は青森県五所川原市で生まれました。
楽器となるスコップ(館岡屏風山こと高橋師匠は「三味線」と呼んでいます。)は、津軽弁で「サフロ」とも「サフリ」とも言われ、農作業や雪かきのときに使う、先の平べったいもので、鉄製のものです。地元では最近はアルミニウムのものが出回り、鉄製のものはいまでは貴重品となっています。

d0007875_13483320.jpg師匠の三味線は、89年誕生時にはすでにご自宅にあったという20年以上前のものです。
弾き方となるのは「栓抜き」です。師匠は「バチ」と呼んでいます。
師匠のバチは、十和田湖みやげの大型のもので、以前は文字などが印刷されていたものです。お店の新人従業員が単なる栓抜きと間違い、そこかしこに置きっぱなしにするので、店内が大騒ぎになったこともしばしばあったという、師匠がこよなく愛する「バチ」です。

スコップ三味線は、岸千恵子の「千恵っ子よされ」に合わせ、スコップの裏面に栓抜きを打ち付けます。単に打つのではなく、スコップにある2つの凸部分が微妙に音が違うことを利用したり、凹部分で弾いたりと師匠の技法は多彩です。
左手は、スコップの竿を持ちます。
さも三味線を弾いているかのような指さばきが見せ所です。

こんなすてきな五所川原。
青森の旅で、一度は見て欲しい演奏です。  byなおき
by marugoto_aomori | 2005-11-16 14:01 | 青森の旅 | Comments(4)

雪が降りました。あったか『むじなそば』

そば処 吉田屋の「むじなそば」

d0007875_1412861.jpg今日の青森市内はお昼、とうとう雪が降ってきました。
まだまだべちゃべちゃの雪ですが、いよいよ冬が来たな、とあらためて思います。
そんな寒い中、暖まりたいな、と思い行った先が、青森市にある「吉田屋」です。

ここはホントによく通いました。
以前のオフィスがすぐそばだったのもあって、当時は週5回通ったといっても過言でない程通っていました。
ですが、近いから行ったんではないんです。
毎日食べても「おいしいから」なのです。

以前あれだけ通っていたお店なので、月に何度か、無性に食べたくなります。が・・、お昼はいつ行っても超混みで、今日も覚悟を決めて行ってきました。

吉田屋といえば「むじなそば」とよく言われています。
それは、きつね(油揚げ)とたぬき(天かす)が入っているから。
そうです。同じ穴の「むじな」から来た名前のようです。

d0007875_1431820.jpg本日は同僚のGさんが「冷やしむじなそば」の大盛り(650円)を、そして私はあったか「むじなそば」(550円)をいただきました。

「冷やしむじな」はその盛りのよさはもとより、ほんのり甘い関東風のしょうゆのダシつゆにきつねやたぬきから味がしみ出して、それがいよいよそばにからんでくると、より一層おいしくなってくるという、食べれば食べるほどはまっていく一品です。
さらにGさんが注文した大盛りになると、もう「絶叫盛り」といった感じで、いったいどこから崩していけばいいのか迷ってしまうぐらいです。

通い続けるうちに、温かいむじなそばを、誰が言ったか「あったかむじなそば」と言いだし、今では「ひやしむじな」「あったかむじな」と呼んでいます。

この「あったかむじなそば」は、冷やしとは違い、関東風の甘いおだしにむじな達からおだしが出るのが温かい分、早い。
d0007875_1454918.jpgそうです。最初から冷やしの食べ終わる最後の場面なんです。
ですが、冷やしはかけているタレが少ないので、その味の凝縮度は冷やしの勝ち。
毎回どちらにしようか、迷ってしまうのが困ったことなんです。

この他、3回に1回は食べてしまう親子そば、元同僚の大好きだった「田舎細味噌ラーメン」など、いろいろあります。
どうぞお気に入りを探してみてください。 byなおき
by marugoto_aomori | 2005-11-15 14:10 | 青森食べ歩き | Comments(2)


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