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トミエおばあちゃんの"きんか餅"

三戸町は南部氏中興の祖といわれる第26代当主・
南部信直の頃には居城が置かれていた城下町。
昔からの商店街が今もなお健在で、昭和の雰囲気が漂っています。
その商店街のはずれ、車で走ると見逃してしまいそうな小さなお店「きんか堂」。
南部地方の郷土料理"きんか餅"を専門に扱っているお店です。d0007875_16233956.jpg
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"きんか餅"は南部地方の郷土料理の一つで、
黒砂糖やみそ、黒ゴマ、木の実などを混ぜた「あん」を、
小麦を練った「もち」でくるむ素朴なお菓子です。
黒砂糖が高価だったので「金貨」、贅をこらしているので「金華」、
名前の由来には諸説あって本当のところは定かではありませんが、
南部地方の豊かな粉食文化が生み出した伝統の味です。
三戸町では昔から、8月16日の送り盆に"きんか餅を"お供えしていたそうで、
どの家庭でも作っていたもののようです。

きんか堂の店主・"きんか餅"の達人・相内トミエおばあちゃんは、
今年で83歳になりますがとても元気で楽しい方。
終戦の動乱の中を生き抜いたトミエおばあちゃんの信条は、
「くよくよしたってしょうがない。腹を抱えて笑っているのが一番」ということ。
だからいつも前向きで、このきんか堂を始めたのも75歳の頃と言いますから、
その姿勢には驚くしかありません。d0007875_16264165.jpg

"きんか餅"は、地域の郷土料理として家々に作り方がありますが、
トミエおばあちゃんが作ったものは絶品。
完全な手作りによって作られるため、一日100個、
かなりがんばっても200個作るのが精一杯ですが、
平日は日常のおやつとして、
土日ともなると遠方からもお客さんがやってきて、
作ったものは全て売り尽くすほどの人気だと言います。
さらに、お盆ともなると、”きんか餅”を各家庭では作らなくなったせいか、
一日で1,500個も売れるそうです。d0007875_16272370.jpg

実はこれだけの人気があるのには秘密があります。
トミエおばあちゃんの”きんか餅”は小麦を練るときに一工夫があり、
そのため、時間が経っても固くならないでプルプルしています。
だからこれほど人気があるわけです。
ただし、この一工夫は企業秘密。
「小さい店だけど企業秘密はあるんだよw」と茶目っ気たっぷりに話します。

こうして作られる”きんか餅”は、
一口かぶりつくと中から餡がとろっと溶け出てきて、
黒砂糖の甘さ、ゴマの香ばしさ、クルミの風味と食感が何とも言えない素朴さを生みだし、
日本人であれば誰しもが懐かしいと感じてしまう美味しさのお菓子です。d0007875_1629097.jpg

by YOSHIHITO
by marugoto_aomori | 2007-09-28 16:29 | ちょっと「立ち寄り」 | Comments(4)

鰺ヶ沢町のいのししラーメン+いのししカレー

今年の東京の夏は、いつまでも暑くて本当にまいりました。
やっと今週になったら、涼しくなってきました。
涼しくなったら、食べる気になるのがラーメン。
えっ、皆さん暑くてもラーメンは食べるんですか?
私はダメです。暑いときに、熱いラーメンは食べられません・・・

東京が本格的に暑くなる前、7月に鰺ヶ沢町で食べたラーメンとカレーを
思い出しました。今、写真を見ると涼しそうですね。
d0007875_18221362.jpg
皆さんも気になってませんでしたか?この看板。
鰺ヶ沢町の建石地区から岩木山環状線へ向かう途中に立っています。
坂を上ると、お店の前には、この看板。
d0007875_18223632.jpg
こちらの岩木山麓いのしし牧場で、飼育しているいのししを
気軽に食べてほしいと考え出されたのが「いのししラーメン」です。
スープを取る骨も、チャーシューの肉もいのししということなのですが
予想に反して、ものすごくさっぱり。
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さらにこちらは、新メニューの「いのししカレー」。
濃厚なこってりしたカレーに見えるのに、これまたさっぱりしたカレー。
なにか特別の料理方法なのでしょうか?不思議です。
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こちらは、アビタニアジャージーファームも近くにあります。
「うちで、いのししラーメン食べて、アビタニアジャージーファームに行って
アイス食べて・・というお客さまも多いんだよ」と
牧場主の竹浪勇蔵さんが話してくれました。
確かに、すばらしい組み合わせですよね。私も賛成します(笑)

東京の夏の暑さで、ラーメンとカレーの値段は
忘れてしまいました。ごめんなさい。
どなかたご存知の方、教えてください。     byひろぽん
by marugoto_aomori | 2007-09-27 10:41 | 青森食べ歩き | Comments(5)

まだまだ黒石やきそば「花いちもんめ」♪

「黒石やきそば」色々なところで目にする機会が増えてきましたね~。たまたま黒石に行く機会があったのですが、街中いたるところに、やきそばの“のぼり”が立っていて、盛り上がっている感が伝わってきました。せっかくの機会なので、マップを手にしつつも、地元の知人に今イチオシのお店を聞いてみたところ、教えてくれたのが「花いちもんめ」さんでした。
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 こちら、津軽こけし館の向かいにあって、今年の春頃から「つゆやきそば」を始められたそうなんです。元々メニューにはなかったそうなのですが、たまたまお客様に出す機会があり評判が良くて、メニューにでてきたのだとか。地元の知人いわく、誰でも「完つゆ(つゆまで全部いただく)」しちゃう味なのだそうです。
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女将さんお勧めの食べ方をお聞きすると、まずは「麺をかき混ぜずにスープだけ楽しんで」とのこと。(なるほど、魚系の出汁がきいていて上品なスープでした。)それから麺を食べていくのだそうです。2段階で味を楽しめるっというわけですね♪平たい中太麺はしっかり焼きそばのソースが馴染んでいて、食べすすめて行くほどに徐々にスープの方に味がうつっていく・・・割と薄味だからでしょうか?段々と味に変化がみられるような不思議な感じで、最後の方になるとつゆが丁度良い塩梅になっているわけです!
東京から来た知人と一緒に行ったのですが「ソースを使ってこんな食べ方が出来るとは!」ビックリ&喜んでくれていました。小鉢が3つ付いて700円、普通の焼きそばは500円でした。
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こちらのお店、民芸品や地元の特産品が並んでいて、料理を待っている間も色々楽しめます。これから紅葉の季節。中野もみじ山にも近いので、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

byノブchan
by marugoto_aomori | 2007-09-26 11:48 | 青森食べ歩き | Comments(5)

富田飯店

ひさしぶりに弘前でランチ。

行きたいところがありすぎて困ってしまうこの町。
おいしいと評判のお店。
最近できた注目のお店。  ・・・でも、
この町にはワタシなりのノスタルジーもあって、これらのお店を振り切って、中三のみそラーメンすらも振り切って、来ましたコチラ。

「富田飯店」。
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高校生の頃から、コチラのチャーハンが好きで、チャンスがあれば寄っていたコチラ。
大学生に混じって小さくなって食べていました。

盛りのよさと安心価格。
そしてそれに負けないクオリティ。

急にワタシの中でノスタルジーが渦を巻き、当初の選択肢に全くなかったコチラに直行。
ウルトラ久しぶり。
懐かしさに口元もなぜか緩んでしまいます。
単品のメニューはもちろんたくさんあるのですが、カウンターの上には、学生の胃袋を満たしてきたたくさんのラインナップが。
あぁ~、・・・迷う。
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☆マーチャン(マーボ+チャーハン+支那そば)
 ・・・ここのマーボ美味しんだよなぁ。しかもチャーハンと支那そばもセットだよなぁ。
 ・・・ホント、「楽しいなセット」だよなぁ。あぁ~、どうしよう?

☆唐揚チャン(唐揚+チャーハン)
 ・・・そうだった。ここの唐揚も名物だったなぁ。しかもチャーハンとセット。
 ・・・ホント、「えがおだなぁ」(笑)

☆大満腹第1弾(ホイコーロ+ラーメン+ぎょうざ+ライス)
 ・・・あのホイコーロのセットがあるじゃん。しかもこのセットボリューム。
 ・・・どうしょう? このシズル感。 でも完食できるかなぁ?

☆大満腹第2弾(唐揚+ラーメン+マーボ+ライス)
 ・・・Woow、唐揚にマーボまでセット♪ どうしょう?どうしょう?
 ・・・あ~あ。もうどれでもいいから早く食べたくなってきた!!

☆スブチャン(スブタ+チャーハン)
 ・・・あの頃、やけに憧れていたスブタ。しかもこれにあのチャーハン。
 ・・・もう全部食べちゃいたい(笑)


こんな心の中のすさまじい葛藤。
ですが、今度いつ来れるかな、と思った瞬間に、ワタシの中ではこのランチに1500カロリーを捧げても後悔はしない!という誓いが生まれ、無意識のように言葉を発していました。

「第1弾!」

そして心の中では料理が来たときの段取りが始まります。
「ホイコーロ」。
この甘辛みそでご飯はペロリだよな。
しかもギョーザが来ちゃうから、先にラーメンの麺を攻略して、次にご飯中心でゆっくりと行こうかな、なんてある程度構想が整うと、なんかようやく落ち着いたような気持ちになり、辺りを見回す余裕ができたり。

(ひさしぶりにランチで興奮してしまいました・笑)

そして第1弾がテーブルへ。
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このボリューム。
予想通り2食分(笑)
この艶ありのホイコーロ。この香り。
写真撮影そこそこで段取りに従い、ホイコーロ食べたさに、もの凄い勢いでラーメンを食べきります。噛まずに飲み込むような怒濤の姿勢は、「おいおい、ちょっと待て、落ち着け」と思わず自分を抑えてしまうほど。
ぎょうざに箸を付け、小休止。
我慢ができないワタシにちょっとだけご褒美。
ホイコーロのキャベツを一枚。
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ぐ~っ!記憶の中のあの味~!
その後から、一気に完食の道へ。

「あの味に会いたくてこの町に。」

心の中のあの味には、"想い出"という調味料が加わって、ことのほか堪らないもの。
記憶の中のあのチャーハンはこの次に必ずです。
byなおき

【データ】
  弘前市富田二丁目3-3
  0172-34-6300
  時間:11:00~16:00 17:30~22:00
  定休:毎週月曜日
by marugoto_aomori | 2007-09-25 11:16 | 青森の旅 | Comments(16)

弘前の山道町でも生太巻き

中央弘前駅を出て右手、
坂道を少し登ったところにあるゴシック様式、赤煉瓦造りの洋館・弘前昇天教会。
この教会の前を通り過ぎて少し行ったところに
"車寿司"というお寿司屋さんがあります。d0007875_1422741.jpg
"車寿司"は店主・原子清昭さんが昭和45年に構えたお店。
修業時代に習得したという「うなぎ」を出しているちょっと変わったお寿司屋さんですが、
料理の質が高いことでも有名で、
いち早く使われる旬の食材の料理を目当てのお客さんも多いとか。

この店の名物が八色巻き。
白身魚、マグロ、ウニ、エビ、シャコ、貝類、エビッコ、キュウリ、
八種類の具材を海苔一枚半で巻く弘前系生太巻きです。
原子さん曰く「良い素材を使った太巻きを作りたかった」と話すだけあって、
それぞれの素材が惜しげもなく、ふんだんに使われており、
その素材たちが見事にシャリの中で溶けあっていて、
生太巻き特有の複雑な風味を楽しむことができます。
キュウリの食感がちょうど良いアクセントになっていて、
反対側のエビッコのつぶつぶの食感とのバランスがなかなかです。d0007875_14223452.jpg
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生太巻きというものは本当に面白いもので、
職人さんによって、素材を重視したもの、
食感を重視したもの、色取りを重視したものなどがあり、
どこのお店もオリジナルの個性を生太巻きに表現しています。
握りとは異なり明確な違いがあるのが面白いところです。

"車寿司"には海苔一枚で六種類の具材を巻く六食巻きもあり、
こちらは八食巻きに比べるとひとまわり小さく、食べやすさで人気があります。
生太巻きは一口で食べたいけど、口の大きさに自信がない、
と言う方には六色巻きがお薦めです。

以前は座敷だったところにも、
和風チックな椅子とテーブルを入れるなどの配慮があるのも嬉しいところ。
さまざまな場面で利用しやすいお店だと思います。
もちろん普通の握り寿司も美味しいです。

by YOSHIHITO
by marugoto_aomori | 2007-09-21 14:24 | ちょっと「立ち寄り」 | Comments(0)

甘くてすっぱい噂のりんご 「彩香(さいか)」

先日、お客様を案内しながら県内の果樹産地を回りました。
その中で大好評だったのが、
2003(平成15)年にデビューしたりんご「彩香(さいか)」です。
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この品種は、
今からちょうど30年前の1977(昭和52)年、
青森県りんご試験場が「あかね」という品種に「王林」を交配し、
それから厳しい試験と選別を長年繰り返して育成しました。

果皮は鮮やかな紅色で果肉は美しい白。
控えめな大きさながら、
肩を怒らせたような無骨な形で、
サビと呼ばれる茶色い部分を生じることもありますが、
豊かな香りとコクのある甘味に加えて、
今時のりんごにしては珍しく、
深みのある酸味がしっかりと利いているりんごです。

見た目と甘さが評価の中心だった頃、
おいしくても色や形がそろわないりんごや
果物が本来持っているはずの「酸味」があるりんごは敬遠され、
どんどん姿を消してしまいました。

しかし、
りんごのおいしさを知りつくしているりんご試験場の研究者達は、
甘いだけじゃなく、確かな酸味を持ったおいしいりんごをつくりたかったのだそうです。
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おいしいって甘いこと?、
本物の味が求められる現在、
甘さだけではなく、
りんご本来の甘酸っぱさが見直されています。

美しいってどんなこと?
何かにつけて「ふじ」と比較されますが、
その品種らしさが美しさだと思いませんか?
「見た目より味」を求めるプロの料理研究家の方々からは、、
甘さに負けない酸味と緻密な果肉が調理にも適していると高く評価されています。

りんご王国あおもりで選び抜かれた「彩香」は、
そのまま食べても、食材として利用してもおいしい、
”くだもの通”のためのりんごなのです。

「彩香」の収穫は9月下旬から。
まだまだ生産量が少ないので馴染みが薄いかもしれませんが、
お店で見かけたら超ラッキー!絶対買いですよ!!(笑)
by義人
by marugoto_aomori | 2007-09-20 16:22 | おいしい食材 | Comments(8)

初秋の味覚「毛まめ」と「みょうが」

食べ過ぎ注意報発令中(笑)

寝苦しい日々から、朝晩涼しく感じ、毛布を一枚増やす頃が初秋の味覚を楽しむワタシの好きな季節。

実家の小さな畑の畝(うね)一本分がワタシの毛豆の取り分(笑)と勝手に毎年お願いしていて、今年もこの9月中旬を楽しみしていました。
9月17日、弘前はウルトラどしゃぶり。
それでも、ワタシ、めげません。
カッパを着て、重装備にしていざ畑の中へ。

時折、シャワーというより滝に打たれているような状況の中、ただひたすらに「毛まめ」食べたさに頑張っちゃうワタシ。
ハサミで茎を切っては、束ねてネコグルマに詰め込み、山盛りにして、雨をしのげる玄関先まで運び、フゥ~と一息。
この重装備を持ってしても、手に負えないほどにずぶ濡れ。
いったん着替えて、玄関先で枝からさやをはずします。

例年だとりんご手かご一杯になるのですが、今年はどうした訳か枝にさやが少なく、2/3ほど。
この他、畑で獲れたあれこれをたっぷりと車につけ、「今晩のアテは、これとこれ♪」なんて思いながら帰路へ。

雨に濡れた毛まめは、毛の中まで黒土が入り込んでいるので、ゴシゴシと豆同士をこすり合わせてペッピンさんに仕上げ、熱湯に塩して、いよいよ投入。
茹で上がるまでの間は、そうなんです。もう待ちきれず、子どもみたいに箸をつっこんでは何十回となく、さやからこぼれた豆を食べ、「まだ堅いな、もうちょっとかな?」なんて言い訳を言いながら、初秋のあつあつの味覚に舌鼓。

ワタシの毛まめの好みの茹で加減は、少しだけナッツのような食感を残すミディアムウエル。
きっと消化には悪いんだろうと思いつつ、でもこれより前だと堅さがしつこく、これより後だと煮豆みたいで。
「ここだ!」という好みに仕上げる為だけに、鍋の前では常に「仁王立ち」です(笑)

鍋からざるにあけ、白い湯気の立つ毛まめのさやに向け、塩を打ちます。
打っては、天地を返し、また塩を打っては天地を返す。

少し塩っぱいぐらいでコンプリート。
時間が経つとこの塩がしみ込んで、ホントに塩っぱくなってしまうのですが、なんせ初物。
ものの数分で「完食」です(笑)
ですからこれぐらい。
d0007875_105157.jpg

できたての毛まめは、そのたとえようのないおいしい甘さと栗のようなむっちり感でホクホク。
片手で食べていたのに、気がつくと左右の手が交互にザルに入って、もう途中からまた鍋をかけて第二ラウンドの準備開始です(笑)

そして、「みょうがの田楽」。
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鍋を見ながら、串に洗ったみょうがを打ち、グリルで裏表を焼いたら、みそをみりんで固めに溶いたものを塗り、完成です。

あんなに小さな時には嫌いだったのに、大人になったらどうしちゃったんでしょう(笑)
みその香ばしさと中のジューシーなうまみが流れて一つになると、「いい季節だなぁ」と改めてこのふるさとの恵みに感謝。
これから「くり」や「きのこ」といった秋の味覚のオンパレード。
食べ過ぎ注意報です(笑)
byなおき
by marugoto_aomori | 2007-09-19 10:58 | おいしい食材 | Comments(16)

幻想の人形屋敷

d0007875_16571634.jpgd0007875_16591079.jpgd0007875_16575156.jpgd0007875_16581844.jpgd0007875_16584428.jpgNonoUe人形の館
七戸町の中心部から八甲田山方面に約4キロほどのところに、山あいの農村風景が美しい野々上と呼ばれる集落があり、ここに"NonoUe人形の館"はあります。
外観はいたって普通の昔の学校。中に入ると昔懐かし木製の廊下の出迎え。その雰囲気に安心して展示室に一歩足を踏み入れると、そこには異空間に迷い込んだかのような幻想の世界が広がっていて、ちょっと衝撃を受けるほどです。

奈里多究星さん
ここで創作活動を行っているのは、七戸町出身の現代人形アーティスト・奈里多究星さん。もともと東京を中心に活動していましたが、2004年から活動の拠点を七戸町に移し"NonoUe人形の館"をオープンしました。

七戸町は稀有な幻想画家として知られた故鷹山宇一さんの出身地であり、町立で「鷹山宇一記念美術館」を建設するほど美術分野への理解が深いところ。
"NonoUe人形の館"も、廃校となった野々上分校を利用し、アーティスト・イン・レジデンスのような活動ができないかという町からの提案に応えたものでした。

ここには奈里多さんが創作した人形の展示ギャラリーだけではなく、創作活動の中心となるアトリエ、人形を使っての撮影用スタジオ、人形を作ってみたいと思おう人のためのゲストアトリエなど、人形というキーワードの総合的な創作環境があります。

KYUSEI-DOLLS
奈里多さんが作る人形たちには驚くほどの存在感があります。
奈里多さんは本来的に人形を作りたいのではなく、自分が表現したい世界を表す手法として人形を用いています。これまでも、創作した人形を使っての映像作品の制作、舞台作品の制作を自身の創作活動のキーにしてきました。そのため、彼が作る人形たちは、人形としての美しさ以上に、映像にしたときの存在感や舞台上での存在感がより高められているように感じます。
奈里多さんは「うちの人形達は写真写りが良いんですよ」と話します。

奈里多さんが話す通り、彼の人形たちはカメラに収まったとき、想像以上に綺麗に、その存在感を出しています。通常、こういった場所での撮影は禁止ですが、奈里多さんは、自分が了解していれば撮っても構わないと言ってくれています。
皆さんも一度足運んでみてはいかがですか?

by YOSHIHITO
by marugoto_aomori | 2007-09-18 17:17 | ちょっと「立ち寄り」 | Comments(8)

美しい夕陽に出会えるローカル線 「五能線」

日本一夕陽が美しいといわれる青森県西海岸。
その海岸線に沿ってのんびり伸びているのが「JR五能(ごのう)線」です。
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五能線は、田んぼアートで有名な青森県田舎館村の川部駅と、秋田県能代市にある東能代駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線です。

もともとは、住民らの反対運動によって能代の市街地を避ける形となってしまったJR奥羽線に接続するための支線で、1908年に能代(現在の東能代)~能代町(現在の能代)に開通した「旧能代線」がはじまりだったそうです。

一方、青森県側では、私鉄の陸奥鉄道が1918年に奥羽本線に連絡する鉄道としてを「川部」~「五所川原」間を開業させました。

その後、日本海岸を巡って五所川原と能代を結ぶ鉄道は、五所川原は五所川原線として、能代は能代線として建設が進められ、1936年の陸奥岩崎~深浦間を最後に全線開通し、現在の五能線に改称されています。
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五能線は日本で最も海岸沿いを走る列車として有名です。
日本海の荒波に翻弄されることもしばしばですが、
この「五能線」から眺める夕陽が実に見事で、
オンシーズンには県内外からたくさんの観光客らが押し寄せるのだとか。
先日、五能線に乗って旅をしてみたら、その気持ちがよ~くわかりました。
周りに誰もいなかったら、口元に両手でメガホンをつくり、夕陽に向かって叫んでしまっていたかもしれません(笑)。

五能線で最も人気があるのはクルージングトレイン「リゾートしらかみ」。
「くまげら」「橅(ブナ)」「青池(アオイケ)」の3編成が、
青森(一部弘前)~川部~東能代間~秋田間を一日3往復しています。

全席指定となっていますが、
お得な『五能線パス』を使えば、
なんと、たったの3,200円で青森~東能代の旅(往復)を楽しむことができるんですよ。
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東には雄大にそびえる白神山地。西には真っ赤に燃える日本海。そして振り返れば岩木山。
9月に二度やってくる3連休は、五能線の旅などいかがでしょう。
(天気が良ければいいのですが・・・。)
by 義人
by marugoto_aomori | 2007-09-14 15:39 | 青森の旅 | Comments(14)

いよいよ本番!青森伝来のおいしい「毛まめ(けまめ)」

初秋の味「嶽きみ」は8月下旬に食べました。
早生りんご「つがる」は9月上旬に食べました。
そしていよいよ「毛まめ」の季節が到来しました!
嶽きみを食べて初秋を感じたその日から、
このときをず~っと待っていたんです(笑)。
d0007875_18131992.jpg
「毛まめ」とは青森県内で古くから栽培されてきた在来種のえだまめ。
サヤに茶色の毛が目立つことからそう呼ばれています。
大粒で甘みが強く、風味も非常に優れているのですが、
黒っぽい見た目が劣ることや、毛をとるのが面倒なこと、
9月以降に収穫する晩生種で夏場の需要期に間に合わないことなどから、
市場に受け入れてもらえず、
いつしか農家が自家用に楽しむだけとなってしまいました。

黄緑色のえだまめを見慣れてしまえば、
毛じで黒っぽく見える姿はたしかに美しいとは感じられないかもしれません。
市場に受け入れてもらおうと、
わざわざサヤの毛をとって出荷したこともあったのだそうです。

さらに収穫期が遅いことも致命的です。
今は、輸入物の冷凍えだまめが一年中出回り、
春先には県外産のえだまめが早々と店頭に並びます。
経済社会の中では、毛まめが出回り始める頃は、もうえだまめの旬が終わっているのです。

ところが、時代が変われば価値観も変わるもの。
今は「見た目は悪くてもおいしいものを食べたい」、
「地元のもの、旬のものを食べたい」と、
毛まめを求めるお客さんが増えているのだそうです。

知っている人は知っていると思いますが、
毛まめは、毛が多ければ多いほどコクがあり、
収穫が遅ければ遅いほど甘味が増しているんですよね。

毛まめをおいしく食べる定番はもちろん「茹でる」ことです。
でも、青森では、塩に漬ける「まめ漬け」もおいしい食べ方のひとつです。
d0007875_18145718.jpg
(↑これは去年のまめ漬けです。)

作り方はいたって簡単。
固ゆでにした毛まめをよく冷まし、適当に塩をふって、重石で浸る程度に差し水をするだけ。唐辛子やみょうがを加えても風味が増しておいしくなります。漬けてから約1ヶ月が食べ頃ですが、塩の量を増やせば長く漬けておくこともできるのだそう。
発酵することによって毛まめの甘みがコクとなり、
茹でただけではわからなかった妙味を味わうことができますよ。

聞くところによると、天候に恵まれた今年は毛まめの出来は最高だとか。
直売所のほか、最近はスーパーでも手に入るようになりましたから、
少し多めに買って、豆漬けに挑戦してみてはいかがでしょうか。
でも忘れないでください。
毛まめは、毛が多ければ多いほどおいしいんですからね(笑)。
by 義人
by marugoto_aomori | 2007-09-13 18:23 | おいしい食材 | Comments(16)


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