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「アソベの森 いわき荘」で迎えるお正月

新年明けましておめでとうございます。
今回の年末年始はいつもより長かったので皆様ゆったり過ごされたのではないでしょうか。

私は大晦日から弘前市百沢(旧岩木町)にあるアソベの森 いわき荘で過ごしてきました。
日帰り入浴では何度も利用しているのですが、宿泊したことはなかったので、
と~~っても楽しみにしていました。
1時からチェックインが可能なため、明るいうちにチェックイン。

玄関では、雪だるまと門松がお出迎え♪d0007875_10143491.jpgd0007875_10145177.jpg

中は開放感あふれるウッディな造り。
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館内に置かれた鏡餅は当然、みかんではなくリンゴ♪
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寒々とした雪景色も、暖かいお部屋から望むととても綺麗に見えちゃいます(笑)。
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天気がよければ岩木山が見えるのですが、この日は雪景色。
でも、真っ白な風景だけで充分満足。

掛け流しの本館ヒバ風呂は、コジンマリとしていて落ち着く空間。
本館ヒバ風呂の入浴は17時までと言われていたので、
まずはコチラを楽しみながら夕食までの時間を過ごしました。

そして、いよいよお食事♪
大晦日ということで、お正月らしい料理をいただきました。
まずは、振る舞い酒で乾杯し、ゆっくりお食事。
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祝 肴  つぶ真砂子 なまこ土佐酢 山葵数の子 黒豆
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造 り  鮪花造り 牡丹海老 平目重ね造り ヤリイカ
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旬菜盛  鮟鱇ゼリー寄せ 合鴨味噌漬け 大和芋海老寿司 錦糸玉子 
     サーモン絹田巻  姫りんごワイン煮 大葉はさみ揚げ
煮 物  地鶏煮寄せと野菜の炊き合わせ
温 物  冬野菜のスープ仕立て
変蒸し  玉葱釜盛り新薯袱紗蒸し
鍋替り  黒毛和牛朴葉焼 自家製味噌
食 事  御飯(津軽ロマン)
食 后  デザート

と、豪華な食事。
更に、津軽の正月定番の「けの汁」もいただいちゃって、お腹いっぱい♪

食後、青森ひばの香り漂う大浴場、ナラの原生林に包まれた天然岩露天風呂で
ゆっくり寛いた後は、津軽三味線ライブを楽しみ…d0007875_10175361.jpg

その後、年越し蕎麦の振る舞いがあるということで、お食事処「和土菜」へ。d0007875_10182176.jpg
お宿の案内によりますと、年越し蕎麦というのは、
「人生は蕎麦のように細く長く活きるという延命長寿の願い。
切れやすいことから、旧年の苦労や災厄をきれいさっぱり切り捨てる意味を込めて
江戸時代に習慣化され」たんだそうで…。
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そう聞いちゃうとお腹がいっぱいでも、浴衣姿でスタコラサッサと向かっちゃいますよね。
古い民具が展示されているお洒落な空間は、私たちと同じ気持ちの浴衣姿のお客さんで
満杯でした。

そして、新年は朝風呂からスタート!
朝ごはんも茶碗蒸しや蒲鉾、お雑煮などお正月らしいお食事がセットされ、
更にバイキング♪d0007875_1019122.jpg
私は、津軽らしい漬物を盛り合わせてみました。d0007875_10194192.jpg

食べている途中で、ロビーで餅つきも始まり、
コチラで振る舞われたつき立ての御餅は柔らかくって本当に美味。d0007875_10202232.jpgd0007875_10204378.jpg

またまたお腹いっぱいになって、お部屋で一休み♪
お正月ということで、ホテル2Fに用意された「くつろぎコーナー」。
大きな花が飾られた畳の空間で、なつかし玩具と振る舞い餅♪d0007875_1021773.jpg
ということで、またまた御餅をお抹茶とともにいただいちゃいました。
お抹茶は、なんと和服姿の留学生の女性が点ててくれました。

寛いだ後は、こぎん刺しやあけびづる細工の体験ができる体験コーナーを見学。
丁度、あけびづるに挑戦しているお客様がいらっしゃいました。d0007875_10213411.jpg
鍋敷きで1時間くらいかかるということで、
体験もかなり惹かれたのですが、残りの時間を考え入浴することに。
チェックアウトは12時なので、ゆ~~っくり2日間で5回も入浴しちゃいました♪

湯船でおしゃべりさせていただいた神奈川からの常連さんのお話では、
「ここのお宿の常連さんの中には、年に3回、しかも一度いらっしゃると
3ヶ月近くいらっしゃるご夫婦もいるんですよ」とのこと。
そういうこの方も、毎年、年末年始はコチラで過ごし、その後は下北半島にある下風呂温泉へというコースをマイカーで辿っているんだそうで。
そんな常連に愛される理由も、この2日間のオモテナシで納得!
そして、そんなお宿にお正月から泊まれて幸せ♪
またいつか必ずここで、朝寝、朝湯の新年を迎えたい~~という想いでお宿を後に♪

そして元旦のうちに実家の八戸へ。
津軽とはまた違う雪のない世界へ~~♪って思っていたら断水!!
それでも、青森は温泉王国♪
どこの銭湯も温泉なので、断水になろうとも「お風呂だけは」困らず、
「ホント、青森って素晴らしいっ!!」って実感した新年でした。

ということで、今年も「まるごと青森」をどうぞよろしくお願いいたします。
By Kuu

《アソベの森 いわき荘》
弘前市大字百沢字寺沢28-29
TEL 0172-83-2215 FAX 0172-83-2855
by marugoto_aomori | 2009-01-06 10:46 | 青森の旅 | Comments(10)

岩木の山懐に抱かれた湯治場 ~湯段温泉

青森ではついに先週、初雪が観測されました。
酸ヶ湯では積雪もあり、場所によっては”紅葉と雪”という、めったに見れない景色を楽しむことができたと思います。

雪は人々に冬の訪れを実感させ、人によっては(私?)少ぉし憂鬱さも感じるものですが、反面、そんな思いもかけない美しい景色を作り出したりもするという、いろんな意味でニクイやつです。

そして寒くなってくるとありがたいのが…はい、そうですね、温泉です。

今回ご紹介するのは「湯段温泉」。
元の岩木町(現弘前市)にある、これまた湯治の温泉郷です。
六代目柴田長兵衛の先祖の長兵衛が、享保9年(1724年)に温泉を開いたと書かれた看板が温泉郷の入口にあります。しかもその”柴田”はあの柴田勝家に連なる一族だとか…うーん、すごい歴史。

こちらも湯ノ沢温泉と同じく、集中している宿は4軒ですが、その距離はとても近く、お互い徒歩数十秒で着いてしまうほど。そのためか、泉質は全て同じだそうです。(※この他にも湯段温泉と呼ばれる温泉は数軒あります)
では、ど・れ・に・し・よ・う・か・な…とお邪魔したのは「ゆだんの宿」。
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入口はきれいに改装されて、いまどきなお宿の雰囲気があります。とはいえ、中を探検させていただくと、きれいに磨かれた床、広いわけではないけどくつろげそうなお部屋など、湯治宿の雰囲気もちゃんとありました。
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ご主人にお話を聞いてみると、ここも料理付きの宿泊が一般的になっているとのこと。時代の流れなのでしょうが、文化と言ってもいい習慣が薄れるのは、やっぱりちょっと残念かな…

さて、気を取り直してお風呂へ。ぱっと目をひくのがその窓です。
手入れのされたお庭が、まるで一幅の画のように切り取られて見えます。この日はお天気も良く、油断するとついつい長湯してしまいそう。
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湯船はあまり大きくありません。3人くらいも入れば一杯になるでしょうか。
お湯は少し茶色がかっており、流れ出るお湯をちょっとなめてみると…ん?酸っぱいというか、金属っぽい味がします。泉質は含塩化土類~土類弱食塩泉だそうです。
しかし気持ちいいですね…おっといけない湯段した、長湯になっちゃいました。(すいません(^^ゞ)

その他のお宿も駆け足にはなりますがちょっとご紹介。
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「長兵衛旅館」(※写真左から順に)
温泉を開いた”長兵衛”の名を冠するこの宿が、湯段で最初に開かれた旅館です。次回は是非その歴史と実力のほどを味わってみたいものです。

「静明館」
看板の”旅館 静明館”の文字が、漆喰が型どられてそのまま書かれています。一種の鏝絵と考えていいのでしょうか、年月を経たものだけが持つ深い味わいが感じられます。最近宿泊はお止めになったそうです…残念。

「新栄館」
伺った時は宿の方が不在でしたが、入口にちゃんと案内がありました。「ご入浴 館主が留守の時でもセルフサービスでお入り下さい 料金は中の料金袋に入れて下さい」と味のある字で書かれています。こういうおおらかな雰囲気が、いかにも土地に似合います。
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ちょっと周りを歩くとすぐそこに岩木山が。気持ちいいですねー


というわけで、私の当番は3回にわたって湯治のお宿を紹介してきました。
普段あまり目を向けることもないかもしれませんが、行ってみると”湯”で”治”す(古遠部温泉のご主人の言葉を借りれば、その環境も含めて)だけあって、とっても癒される雰囲気があるところばかりです。
皆さんもたまには足を伸ばして、普段とはちょっと違う温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか…っていうか、自分もまた行きたいです!

by くどぱん!

○ゆだんの宿
 弘前市常盤野字湯段萢8
 TEL.0172-83-2234(立ち寄り入浴300円)
○長兵衛旅館
 弘前市常盤野字湯段萢33-2
 TEL.0172-83-2151(立ち寄り入浴250円)
○静明館
 弘前市常盤野字湯段萢28-1
 TEL.0172-83-2150(立ち寄り入浴250円)
○新栄館
 弘前市大字常盤野字湯段萢(立ち寄り入浴250円)
by marugoto_aomori | 2008-11-12 23:00 | 青森の旅 | Comments(0)

日常を切り離して湯治場へ行こう ~湯ノ沢温泉

つい先日までやけに暖かかった青森ですが、それでもすっかり秋は深まり、紅葉はもう終盤にさしかかりました。こうして気温が下がり、日が短くなってくるとやけに恋しくなるのは暖かい食べ物であり、温泉です。青森育ちの私が言うのですから間違いありません。

ということで、前回の古遠部温泉に続いて、今回は湯ノ沢温泉を紹介します。

湯ノ沢温泉は、一軒宿である古遠部温泉とは違い、「秋元温泉」「なりや温泉」「湯ノ沢山荘」の三つの温泉からなる温泉郷です。お互いに歩いていけるほど近くにありながら、それぞれが異なる源泉を持っているというのが特徴の湯治場です。
では…そうですね、道路に沿って奥にあるお宿から順にご紹介したいと思います。

「秋元温泉」
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創業はおよそ400年前。矢立の名湯(秋田との県境が矢立峠)として親しまれていましたが、明治維新後に一時温泉を閉鎖、その後大正初年に改めて秋元温泉として開湯したそうです。泉質は酸性硫黄泉。見た目には緑がかった濁り湯で、主な効能は神経痛、リウマチ、冷え性などです。
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お風呂も建物も比較的新しい雰囲気で快適そうです。でも湯治部のお部屋にはしっかり「ちゃぶ台」があって、照明(というより「電気」と呼びたい!)のスイッチがビニールの紐で延長されているあたり、やはり懐かしい雰囲気が漂います。

「なりや温泉」
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大正の末頃から営業されている温泉です。浴場は二つあり、以前はそれぞれ泉質が異なっていたそうですが、現在はいずれも同じ食塩硫化水素泉です。色は白濁、主な効能はリウマチ、神経痛、胃腸病などとされています。
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写真はお風呂に続く廊下です。ちょっとほの暗い中に見える「第二浴場」の看板…初めて見てもなんだか懐かしい気がするのは私だけでしょうか。お部屋も古いながらも清潔に保たれています。

「でわの湯 湯の沢山荘」
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昭和37年開湯という、比較的新しい温泉です。泉質は含土類石膏食塩泉というもので、色は黒っぽく、マグネシウム・マンガンの含有量は日本一なのだそうです。主な効能は神経痛、胃腸病、貧血症など。
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特徴はなんと言ってもお風呂でしょう。床がボコボコになるくらい析出物がこびりついています(右上写真)。床もヒバ材で作られたお風呂なんですが…もう分かりませんよね。それに、お風呂のあるところの外観も年季が入って良い感じです。

このようにそれぞれ特徴を持った湯ノ沢温泉ですが、古遠部温泉さんと同じく、湯治客はだいぶ減ってしまったそうです。しかし、いずれの宿も旅館部(食事を提供する宿泊形態)が設けられており、短期滞在のお客様にも対応しています。もちろん立ち寄り入浴も可能です。

とはいえ…
丁寧に手入れがされた古い木の廊下を、ぎしぎし音を立てながら踏み歩く。
知らなかった人と炊事場で会話を交わし、おかずを交換する仲になる。
ご飯を食べる時間には布団をたたみ、ちゃぶ台を出す。
気の向くまま温泉に浸かり、気ままに過ごして時々ふらりと外に出る…
そんな湯治の風景が失われゆくのは少し、残念な気がします。

などと考えながらふとケータイを開けたところ、「圏外」の表示。
むむっ?…いや。ですよね。

湯治に来てまであれやこれやと気にしてたら、どんないいお湯も台無しになりそうです。
便利な反面何かと忙しい世の中ですが、日常から少し離れて疲れを癒す、これは湯治場の正しい姿であるのだ、と思いました。

by くどぱん!

○秋元温泉
 平川市碇ヶ関西碇ヶ関山1-26
 TEL.0172-45-2137
○なりや温泉
 平川市碇ヶ関西碇ヶ関山1-16
 TEL.0172-45-2228
○でわの湯 湯の沢山荘
 平川市碇ヶ関西碇ヶ関山1-17
 TEL.0172-45-2531
 ※立ち寄り入浴はいずれも300円(広間利用などは別料金)
by marugoto_aomori | 2008-10-29 22:59 | 青森の旅 | Comments(0)

「秘湯」ではなく「湯治の宿」です ~古遠部温泉

青森県はうっかり銭湯に行くと実はそれは温泉であるのが普通という、とても温泉が身近な土地柄ですが、そういった日常の温泉のほか、冬は湯治場で夏の疲れを癒すということもよく行われていたものです。

今回訪れた古遠部温泉は、そんな湯治の宿の一つで、元の碇ヶ関村(現平川市)の森の中に佇む一軒宿です。
入口には”療養の古遠部温泉”という看板が掲げられており、なんだか効きそう!
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たった260円の入浴料を払って浴室へ。
一歩入って驚いたのがそのお湯の量。床一面を数センチのお湯の層が覆っています。
「どどどどどーー」とお湯が湯船に入るそばから、「ざざざざざーー」とあふれ出しています。
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ここの温泉はなんと毎分500リットルの湧出量を持ち、湯船を出て床に寝そべってくつろぐ入浴(?)の仕方も普通に見られる光景なのだとか。
いやいや見事な掛け流し……って言うより「溢れっぱなし」ですよこれは。なんという贅沢。

お湯は結構熱めと聞いていましたが、実際浸かってみると、あふれるお湯と一緒に体の疲れも流れ出ていくような、ちょうどいい湯加減です。
お湯を口に含むと結構な金属臭。成分が濃いんでしょうか。
それにしても、極楽、極楽(´。`)

ご主人曰く、「温泉は病気に効く、と大声で言えるものじゃない。でも実際、病院で治らない病気が治る人もいる。温泉が人の治癒力を高めるのは確かだが、加えて自然の中を散策したり、リラックスして過ごしたりする相乗効果なんだと思うよ」

うーん、確かに日帰りでもリラックスは十分できます!いいお湯でした。
あがってからも体の芯までポカポカです。

古遠部温泉はずっと湯治だけでやってきたそうですが、昔ながらの湯治で長逗留する人はだいぶ減ってしまったそうで、今は料理を提供する通常の宿泊もやっています。
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最後に、「これは秘湯ですね」と言ったら「湯治の宿ですよ」と、やんわり訂正した主人の言葉に、この温泉宿の全てが込められているように感じました。

じっくり滞在する湯治の習慣が薄れ、訪れる人の目的が変わって短期滞在や日帰りが増えても、この宿が昔と変わらず提供しているのは、いいお湯やくつろげる建物、周囲の自然をひっくるめた”癒し”なんだと…

なんだかいい言葉を聞いて「今度はもっとゆっくり来たいな」と思った反面、自分の言葉のうかつさをちょっぴり反省して、温泉を後にしたのでした。

by くどぱん!

○古遠部温泉
 平川市碇ヶ関西碇ヶ関山1-467
 TEL.0172-46-2533
 日帰り入浴:9:00~20:00 260円
 (国道7号線を碇ヶ関御関所のところで国道282号線に入り、
  約3.5km進んだところを左折して1kmほどのところです)
by marugoto_aomori | 2008-10-10 23:23 | 青森の旅 | Comments(10)

森林散策でココロを洗濯~薬研渓流

青森県は下北半島、旧大畑町。
現在はむつ市に合併された町ですが、町名を冠する大畑川という川が存在します。
その中流域は「薬研渓流」と呼ばれ、川沿いの温泉とともに、渓流の美しさで知られます。

夏も盛り、森に行けばちょっと涼しいかも。いい空気を吸えばリフレッシュもできそうだし…

というわけでやってきたのが奥薬研にある修景公園。
駐車場のすぐ脇では、恐山を開いた慈覚大師道に迷い、怪我をしたときに助けてくれたという伝説にちなむ河童の像がお出迎え。
近づくと噴水を出して歓迎してくれるという、予想外にお茶目なヤツです。
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なかなか水が止まらないので、「ま、いっか」と河童像を後にして遊歩道へ。
薬研渓流を下に見ながら奥薬研橋を渡り
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数分で大畑ヒバ施業実験林に至ります。

青森県は全国のヒバの85%を蓄財しているヒバ産地ですが、ヒバはとても成長が遅く、その生態や増やす方法を調査するための実験林がここ、薬研渓流に設けられているのです。

全国各地の見本林を眺めていると、足下になぜか線路跡が…営林署が大正の終わりに敷設した、森林鉄道跡です。
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往時は延長が60キロにも及び、街中に十数カ所あった貯木場に材木を運び出し、また、温泉へと人も運んでいたそうですが、木材運搬の主役が自動車へと移り変わり、今はその一部が当時を偲ばせる形跡として残されているだけとなっています。

この辺りに来ると、もうすっかり気分は森の人です。
上を向けば眩しく注ぐ木漏れ日が、右手には渓流のせせらぎが、耳を澄ませば鳥の声が、木々のざわめきが…
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少し立ち止まって深呼吸をするのも良いでしょう。
先を急ぐなんてもったいない。自分のペースでのんびり、歩きましょう。
ちょっとくらい虫がいたっていいじゃないですか。それが自然なんですから。

森を満喫したら「乙女橋」という可憐な名前とは裏腹の、よく揺れる吊り橋を渡って対岸へ。
舗装された道路に出ると、森の中の空気との違いにちょっと驚くかもしれません。
フィトンチッドが…とか、マイナスイオンが…という理屈ではなく、さっきまでいた森の空気がいかに心地よいものだったか、きっと実感できます。

ここから左手に歩くと、数分で「隠れカッパの湯」や、薬研渓流随一の見所「大滝」に至ります。
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反対に歩くと数分で「カッパの湯」付近を経由し、修景公園レストハウスに戻れます。

レストハウスには「夫婦かっぱの湯」がありますので、温泉で汗を流すのもよし、昨年10月にオープンした足湯で疲れを癒すのもよし。身も心もさっぱりした気分になって帰りましょう。

今回ご紹介したのは全体で20分ほどの短いコースですが、それでも結構、変化を楽しんで森を歩くことができます。(物足りない!と言う方は、全部で2時間ほどのコースもあります)
秋には素晴らしい紅葉を眺めながら歩くこともできる薬研渓流、ココロの洗濯に一度、訪れてみてはいかがでしょうか。

by くどぱん!
by marugoto_aomori | 2008-08-07 21:29 | 青森の旅 | Comments(2)

恐るべし、新岡温泉!

2月の初め、岩木山へ行ってきました。
その帰り道、岩木山周辺のたくさんある温泉の中から、
どこに寄ろうかと考えて、新岡温泉に立ち寄りしてきました。
2回行ったことがあるにもかかわらず、
道をちゃんと覚えていなくて、迷ってなんだか遠回りして
やっとたどりつきました(笑)
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入湯料を払おうと、窓口をのぞくと、「いらっしゃい」と言いそうな感じで
かわいいワンちゃんが座っていましたよ。
残念ながら、写真は以前に撮ったものなので写ってません。
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新岡温泉の泉質は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素温泉。
特に強い匂いなどはなくて、茶色のとろっと柔らかいお湯です。
この日は、お天気のいい日で、外にいてもそんなに寒く感じなかったのですが
それでも温泉に入ると、体が冷えていたんだなーということがわかって
幸せなひとときです。
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東京に住んでいると、簡単にちょっとどこかの温泉に寄って・・・
なんてことはできないので、ありがたさが身にしみます。

温泉から出て、廊下のイスに座っていたら、
男湯から出てきたおじさんに「どっからきた?」と聞かれたので
「東京から」と答えると、自分は近所に住んでいて、毎日この温泉銭湯に
来ているんだと、ニコニコ顔で話していかれました。
おじさんの顔がつやつやピカピカで、
毎日の温泉効果はすごいなと、かなりうらやましく思いましたよ(笑)。

しかし、新岡温泉の実力がわかったのは、青森空港から最終便に
乗って羽田空港へ着いたときのことです。
いつもなら、羽田空港に着くと遅いこともあってもう「ぐったり」なのですが、
いつものぐったり感がない。なんとなく体が軽い気さえします。
そう思ったのは、私だけではなかったようで、
一緒のお客様は、なんと、そのまま遊びに行ったとのこと。
新岡温泉の実力のすごさなのか、他の温泉でも同じなのか、
そこはわかりませんが(笑)、きっと新岡温泉の実力にちがいありません。
青森へお出掛けの皆さん、帰りの飛行機や電車に乗る前に、
ぜひ温泉銭湯に入ってから、お帰りになることをオススメします。
                                byひろぽん
by marugoto_aomori | 2008-02-12 16:00 | 青森の旅 | Comments(4)

冬の下風呂温泉とサガユウキさん

めっきり寒くなった今日この頃、温泉の時期になりましたね~。今回は風間浦村の下風呂温泉「三浦屋」さんに行ってきました。
下風呂温泉は康正年間(1455~1456)の地図に湯元と記されているほど古くからある温泉地で今では旅館・ホテル含め約20軒があります。
 その中で、今回は三浦屋さんにお邪魔してきました。実はこちらの温泉、番組で大物芸能人が宿泊され、気に入ったらしいと言う話しを聞いたので前から来たかったんです。
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 3階のお部屋からは津軽海峡を臨み、夜には漁り火が・・・。宿の食事も良い感じで・・。ぱっと見た感じ12~3品でしょうか。地元の海産物を中心に、「あんこうのともあえ」や「たこの頭を酒粕で和えたもの」なども揃っています、というか食べきるのが大変です(写真は12月のものなので、季節により変わると思います)。
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 お風呂は浴槽が屋内・露天(天井があるので半露天?)の2つあり、露天の方が温泉となっています。ふ~・・・こればっかりは文字で説明出来ません。自分の中にある時計が止まったかのようにゆったりとした気持ちでお湯を楽しみました・・・・あああ昇天。
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 朝食はおとなしめ、いやむしろ良いんです。少しずつ色んな品数を試したいので。この写真では分かりにくいのですが、イカが半透明で・・・・。昨晩のイカも美味しかったのですが、更にまた美味で・・・。
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こちらのお宿、1階にお寿司屋のカウンターがあって、夕食がお寿司メインの「寿司コース」もあるのだそうです。機会があれば是非下風呂に!
 実は近くの立ち寄り湯、新湯と大湯にも行ったんですけど写真が・・・ええと、どちらも300円でイ~お湯楽しめます。

 さて、何故この時期に、下風呂温泉なのか・・・それは、風間浦村下風呂地区出身の歌手「サガユウキ」さんのファーストアルバムが明後日!2月6日に発売なんですね~♪その名も「青い森」!これまでのシングル曲は様々な番組のエンディングなどでも使われていて、その3曲もアルバムに入っているそうです。
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個人的には・・・自分が青森県出身だからでしょうか・・「初雪」が好きです。癒される声だなあ・・と思って聞いてます。(青森テレビ「青い森の国から」でナレーションもされていて、いい声だなと・・・)今注目のアーティスト「サガユウキ」さん、アルバムも楽しみです。

byノブchan
by marugoto_aomori | 2008-02-04 13:11 | おいしい食材 | Comments(6)

十和田湖 休屋で新しいツーリズム

休屋桂月亭 小笠原社長

先日、ひさしぶりに十和田湖へ。
夏祭り、お盆と、夏休みの行事が終了するとあの暑さはどこに?と思えるほど、心地のいい涼しさが感じられてくるのが十和田湖。

この日も乙女の像付近には湖畔の乙女と記念撮影する人たちがたくさんいました。
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そして宿泊は、十和田神社の脇に立つ休屋桂月亭に。

十和田湖に暮らし、この絶景の湖と自然をこよなく愛し、その魅力を伝えようと日々新しいことにチャレンジする小笠原社長のお宿です。
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毎晩、夜の8時。
大きなロビーの中心に据えられたねぶたに火が灯り、ねぶたショーが始まります。
その中心にいるのが小笠原社長。
もちろんお話も楽しいのですが、圧巻なのはそのショーを楽しんで欲しいというひたむきさともてなす姿勢。

笛を吹く。
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記念撮影のお手伝いをする。
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10年ほど前、初めてお会いした時に伺ったwebでのハンドルネームが「へべれけ大王」(笑)
それ以来、社長を「大王さま」などとお呼びしていましたが、この日見た姿はあまりにもすばらしく、もうへべれけ大王さまなどとは呼べないほど(笑)

平成15年に念願の温泉が湧き、休屋桂月亭でも茶色のナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素泉が楽しめるようになりましたが、社長はそれだけでは飽きたらず、明治時代から百年以上に渡って使われてきた巨大な杉でできたみそ樽を近隣のみそ・しょう油製造会社から譲り受け、休屋桂月亭の広い敷地内に置き、野趣あふれる「杉樽露天風呂」をオープン。
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和風旅館での滞在とはこういうもの、という既成の殻から抜けだし、「オルタナティブツーリズム」と称して新しい感性の楽しみ方の提案をし続けています。

例えば、絶景のポイントに食材を持ち込みランチする「森の木陰でどんじゃらほい」だったり、
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十和田湖畔でアコースティックサウンドを聞く「ブナの木陰の音楽会」だったり・・・。d0007875_15345784.jpg


十和田湖で繰り広げられる「オルタナティブツーリズム」、これまで続けてきた社長の新しい試みたちはあくまでもこのすばらしい十和田湖の魅力を満喫していただきたい、という一心で取り組んできたもの。
そんな社長の取り組みはいよいよ時代の求めとシンクロしてきたような感じです。
51才とは思えないアクティブな小笠原さん。
目が離せません。 byなおき

続き・・・(素敵なプレゼントをいただきました)
by marugoto_aomori | 2007-08-20 15:59 | 青森の旅 | Comments(6)

ランプの宿 青荷温泉

※この取材は昨年秋にしたもので、当時の社長である福士収蔵様を通して、青荷温泉の魅力をお伝えしようとしたものでしたが、現在の青荷温泉の社長は諏訪定勝様です。
 以下にある福士社長は福士前社長と読み替えてお読みください。


あの人に会いにこの温泉へ 青荷温泉 福士社長

青荷温泉の歴史は、黒石市板留の丹羽旅館の次男であり、1959(昭和34)年11月3日、第1回県文化功労賞受賞の栄誉に輝いた、青森県の歌人「丹羽洋岳(にわようがく:本名丹羽繁太郎)」が1931年(昭和6年)に開湯したのから始まります。
まだ70年ほどの歴史ではありますが、歌人の湯だけあって、全体として鄙びた風雅を感じさせてくれます。
いつも笑顔とユーモアを絶やさない青荷温泉の顔 福士収蔵社長は、この開祖「丹羽洋岳」の二男、福士収三の子。いわばお孫さんにあたります。

d0007875_1353117.jpg福士社長がまだ学生で東京にいた頃、黒石に帰っても仕事がない、と進路に迷っていた時、洋岳がここ青荷を指し言ったそうです。
「ここで頑張ればいい」
福士社長は、この人里離れた青荷川の風雅な土地を開発していくことに非常にやりがいを感じ、移り住みます。
しかし、最初の1年目で青荷温泉は倒産。
洋岳の芸術仲間からの紹介もあって、弘南観光が経営再建をかってで、昭和47年株式会社として再出発をすることになります。
バス会社が経営する秘湯。
しかし福士社長が青荷温泉の顔として常に前に出て活躍していきます。

底抜けに明るい、前向きな性格もあって、倒産の憂き目にあってもユーモアを持って笑ってここまできます。
当時から「福士支配人」と慕われ、彼に会うために訪れる、そんなお客様にも恵まれていきました。
   ・・・そして 「秘湯ブーム」。

青荷温泉は人里離れた幽玄の森に佇む鄙びた一軒宿。
秘湯中の秘湯。全国にその名が徐々に知れ渡っていきます。
青荷温泉に電話が敷設されたのは、昭和59年。
当時の電電公社の方々から電話の受け答えなども教えていただいたそうです。
そのとき、「はい、青荷温泉です。」では、物足りない。
何か、名前の前につけた方がいい、ということで、始まったのが、
「はい、ランプの宿 青荷温泉です。」というフレーズでした。

それ以降、青荷温泉は「ランプの宿」で知れ渡っていきます。

福士社長は、青荷温泉の魅力を「何もないこと」だと言います。
いかに自分が贅沢だったのか。
便利さの中にいたのか。
不便なこの土地に来て、不便を楽しんで欲しい。
不便なこの土地で自分で楽しみを考え、自分で遊びを見つけて欲しい。
そして次の年にまたここで不便を楽しんで欲しい、と言います。

以前、仕事に忙殺された管理職の方が疲れ切って、逃げるように青荷温泉に休息を求め、やってきたそうです。彼は、この3日間、思いっきりやりたいことをしたい、とため込んでいた大量の本を持ってここにきました。
次に飯食って、その次風呂入って、と自分に鞭打つようにスケジュールを決め、本をむさぼるように読んでいたようです。
その日の夜、湯に浸かりながら、追われない、求めない、何もしないことこそが実は幸せなのでは、と気づいたと言います。
そして、その日から何もしない贅沢を満喫します。

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時がこれほどゆっくりとしたものだったのか・・・。
風がそよぐ、木々がざわめく、そういった自然に耳を傾けることもできるようになりました。
帰り際、とても素敵な笑顔で「また来ます」と伝えていったといいます。
なにもないことを楽しむランプの宿 青荷温泉。
すてきなところです。 byなおき
by marugoto_aomori | 2007-08-15 13:59 | 青森の旅 | Comments(4)

旅の途中でひとっ風呂♪~立ち寄り温泉銭湯 東北町編~

夏の観光シーズンですね!県内でもこれからイベントなどが目白押しですが、旅の途中・帰りにその土地ならではの温泉もおさえたいもの。しかも立ち寄りで出来たら・・・今回は地元の人がよく利用している銭湯だけど立派な温泉を2件ほど紹介します。
d0007875_18174632.jpg

  JR東北本線乙供駅の近くにある東北温泉。ここはお湯が特徴的で・・・黒いのです・・・。(最近黒いものが流行っているのでピッタリ?)コーヒー色というかコーラ色というか。湯船に体を沈めると、胸から下は全く見えないくらい黒いです。
d0007875_18182070.jpgd0007875_18183871.jpg








  お湯は弱塩泉のせいか、ぬるぬる感が少しあって気持ちよいです。少し熱めなので、しっかり汗もかいちゃいます。こちらはサウナと水風呂もあります。
d0007875_1819231.jpg
 もう一軒はJR東北本線こがわら駅のすぐ向かい側、姉戸川温泉です。こちらはアルカリ性の単純泉で色は透明に近く、やっぱりつるつる感があります。何より温度が低めなので、長時間ゆっくり入るにはオススメです。浴槽は深さが2段階になっているので、浅い方では横になって寝湯モードにも突入可能です。
d0007875_18194045.jpg

 東北町は、青森から八戸・下北方面(その逆でも)への途中ですので、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

byノブchan
by marugoto_aomori | 2007-07-12 18:27 | 青森の旅 | Comments(4)


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